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人生が変わった!? サッカー日本代表、E-1選手権で大ブレイクした5人。その後W杯に挑んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 Jリーグ組主体で臨む東アジアE-1サッカー選手権では、これまで数多くのニューヒーローが誕生している。この大会をきっかけに、その後のFIFAワールドカップ出場につなげた選手も珍しくない。今回は、E-1で大ブレイクを果たした歴代のサッカー日本代表選手を紹介する。

FW:柿谷曜一朗(かきたに・よういちろう)


【写真:Getty Images】

生年月日:1990年1月3日
E-1選手権2013成績:2試合3ゴール1アシスト
当時の所属クラブ:セレッソ大阪

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「ジーニアス」の異名をとる柿谷曜一朗は、サッカー日本代表初出場となった東アジアE-1サッカー選手権2013から、その才能をピッチ上で表現していた。

 アンダー世代から期待の選手として高評価を受けていた柿谷は、徳島ヴォルティスへのレンタル移籍をきっかけに、消えかかっていた存在感を取り戻し、2012年にセレッソ大阪へ復帰。同年シーズンに自身初のリーグ戦2ケタゴールを記録すると、翌2013年は前半戦だけで同10ゴールを達成し、ノリノリの状態でE-1選手権に招集された。

 E-1開幕戦となった中国戦、1トップの位置で起用された柿谷は、代表初ゴールとなるヘディング弾で勝ち越しゴールを挙げると、直後には工藤壮人氏の得点をお膳立て。いきなり1ゴール1アシストの活躍で日本の勝利に貢献した。

 同選手の勢いは留まるところを知らない。E-1優勝国を決める韓国代表との一戦では、見事な抜け出しから先制点をマークすると、同点で迎えた後半アディショナルタイムには、左サイドからのクロスを落ち着いてゴールに流し込み、これが決勝点に。日本にE-1選手権初優勝をもたらした柿谷は、大会得点王にも輝いている。

 この大会で一気に知名度を高めた柿谷は、同年のリーグ戦で21得点を挙げ、Jリーグベストイレブンにも選出。名実ともにJリーグ屈指の選手となり、翌2014年のブラジルワールドカップ(W杯)メンバー選出、同年夏のFCバーゼル移籍に繋げている。

 昨季限りで引退した同選手の日本代表通算成績は18試合5ゴールと、当時の期待度からすると寂しい成績になってしまった。それでも、2013年のE-1選手権は、天才・柿谷の未来を期待せずにはいられない大会だったといえるはずだ。

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