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人生が変わった!? サッカー日本代表、E-1選手権で大ブレイクした5人。その後W杯に挑んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:田中碧(たなか・あお)

田中碧
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年9月10日
E-1選手権2019成績:2試合0ゴール0アシスト
当時の所属クラブ:川崎フロンターレ

 川崎フロンターレユース出身の田中碧は、2018年にJ1リーグ初出場を記録すると、翌年は同じ中盤の主力だった大島僚太の離脱もあり、シーズン序盤からスタメンに抜擢された。

 田中はその期待に応え、2019年のリーグ戦24試合に出場。同ポジションのチームメートたちが不調や離脱で試合に出られない中、レギュラーの座を明け渡すことなく、シーズンを戦い抜いている。同選手はこの年のベストヤングプレーヤーにも選ばれ、黄金期を迎えたチームの期待の星へと成長した。

 田中が日本A代表に初招集されたのは、同賞を受賞した直後のE-1選手権だった。初出場となった台湾戦でチームメイトの大島とダブルボランチを組み勝利に貢献すると、最終戦となった韓国戦では90分フル出場を果たした。この試合には敗れてしまったものの、存在感を示すには十分な活躍だったといえる。

 日本代表戦士という箔がついた田中は、2020年のリーグ戦31試合に出場し、チームを優勝へと導いた。レギュラーとして初の戴冠となった川崎の心臓は、この年Jリーグベストイレブンを受賞し、2021年夏にドイツのデュッセルドルフに移籍している。

 田中は、いまや森保ジャパンの常連となり、2022年のカタールワールドカップ(W杯)でも躍動した。その第一歩がE-1だったことは間違いない。

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