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人生が変わった!? サッカー日本代表、E-1選手権で大ブレイクした5人。その後W杯に挑んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:山口蛍(やまぐち・ほたる)

山口蛍
【写真:Getty Images】

生年月日:1990年10月6日
E-1選手権2013成績:3試合0ゴール0アシスト
当時の所属クラブ:セレッソ大阪

 日本代表通算48試合に出場した山口蛍は、代表初選出となった2013年のE-1選手権で出色の活躍を見せた。

 セレッソ大阪ユース出身の山口は、2009年にトップチームへ昇格。その後、ブラジルへのサッカー留学を経て、2011年ごろから出場機会を増やすと、翌年はレギュラーとしてリーグ戦30試合に出場した。この年の夏にはロンドン五輪(オリンピック)の男子サッカー日本代表にも選出され、不動のボランチとして全試合に出場するなど、躍進の1年となっている。

 このように上り調子だった同選手がさらに飛躍したのが、翌2013年であり、そのハイライトがE-1選手権だったのである。

 この年、開幕からリーグ戦全試合に出場していた山口は、E-1選手権のメンバーに招集された。これが自身初めてとなるA代表でのプレーだったが、その若さを感じさせることなく、守備ではフィルター役、攻撃ではチャンスメーカーとしてチームに勢いをもたらし、日本代表をE-1初優勝に導いた。この大会で全3試合に出場した同選手は、大会MVPにも輝いている。

 大会後も好調を維持した山口は、この年リーグ戦全試合に出場。Jリーグベストイレブンを受賞し、代表にも定着した。遠藤保仁、長谷部誠と長年代表を支えてきたボランチの後継者を求めていた代表にとって、山口の台頭は大きなサプライズだったといえるだろう。

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