MF:相馬勇紀(そうま・ゆうき)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月25日
E-1選手権2022成績:3試合3ゴール2アシスト
当時の所属クラブ:名古屋グランパス
2022年当時、名古屋グランパスに所属していた相馬勇紀は、E-1選手権の活躍によってFIFAワールドカップ(W杯)メンバーの座をつかみ取った。
早稲田大学出身の相馬は、2018年夏に特別指定選手として名古屋に加入。当時降格圏内だったクラブの起爆剤として、1年目からリーグ戦9試合3アシストを記録し、チームのJ1残留に貢献した。
そんな相馬が初めてE-1選手権に出場したのは2019年末の大会だった。当時、名古屋から鹿島アントラーズへレンタル移籍中だった相馬にとって、これが代表初招集となっている。ただ、この大会では、3試合すべてに出場したものの、得点、アシストともに「0」に終わり、チームも決勝で韓国に敗れ、E-1制覇とはならなかった。
その後、名古屋の主力へと成長し、東京五輪(オリンピック)男子サッカー競技に臨むU-23日本代表にも選ばれた相馬だったが、2019年のE-1以降、A代表への招集はなかった。
それでも、カタールW杯を直前に控えた2022年夏、相馬に大きなチャンスが訪れる。自身2度目となるE-1選手権のメンバーに選ばれたのである。
その相馬は、決勝の韓国戦で挙げた1ゴール1アシストを含む、3試合3ゴール2アシストの活躍で、大会得点王とMVPのダブル受賞を果たした。猛アピールに成功したことで、W杯メンバーにも滑り込んでいる。
今回のE-1選手権メンバーにも名を連ねている相馬は、これで自身3度目の出場となる。攻撃陣に若手や代表未経験の選手たちが多い中、同選手には、それらの選手の舵取り役として、ピッチ内外での活躍に期待がかかる。