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「結果を残して次に」早川友基は鹿島アントラーズのために。サッカー日本代表で示すリーグ最多セーブの実力【E-1選手権】

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サッカー日本代表 早川友基

【写真:編集部】

サッカー日本代表・早川友基が中国代表戦に向けて調整

 サッカー日本代表は9日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の2戦目、中国代表戦に向けて調整を行った。初戦のホンコン・チャイナ代表戦から一夜明け、グラウンドに姿を現したのはGKの大迫敬介と早川友基2人のみ。練習後、鹿島アントラーズの早川が取材に応じ、初のA代表選出への思いと今大会での意気込みを語った。

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「(ホンコン・チャイナ代表戦に)出てないんでやらないと」と炎天下でおよそ1時間のトレーニングを行った早川は、「環境に慣れるという意味では大事だと思うので、いいトレーニングができたと思います」と充実の表情を見せた。

 早川はプロ5年目で初めて日本代表に招集された。今季はここまでリーグ戦23試合フル出場と、鹿島の絶対的守護神として安定したセービングと高いビルドアップ能力をみせている。

 森保一監督は今大会において「できれば全選手を起用したい」と語っているだけに、2戦目の中国代表戦以降で早川がゴールマウスを守る可能性もある。

「代表に来てる以上、誰が出てもっていうところはあると思います。みんな結果を残したくて全力で戦っているし、一体感のあるチームだと思うんで、しっかり自分もそこで結果を残して次に繋げたいと思います」と語り、初選出のチャンスを活かすつもりだ。

 また、今大会は新競技規則が導入されており、新たに「8秒ルール」(GKが8秒以上ボールを持つと相手にCKが与えられる)が採用されている。GKは細心の注意を払わなければならない。

「チーム全体のミーティングで審判ミーティングみたいなのがあって、そこで実際に8秒がどのぐらいのものか全員に提示された」といい、クラブワールドカップの映像も見ていたという。

「結構短いんで、フィールドプレーヤーに早くポジションを取ってもらう部分だったり、キャッチしなくて流せるボールは流したりとか、うまく使い分けもしなきゃいけないと思います。パントキックも重要性があると思うんで、使い分けですね。味方に低いボールでつけるのか、高いボールでラインを押し上げるのかは、キーパーに求められてくる部分かなと思います」

 ホンコン・チャイナ代表戦をベンチから見守り、「香港は引いてくる相手ではあったんで、ピサノ(・アレックス幸冬堀尾)もそうですけど、ボールが来ない中で背後のリスク管理やバックパスの処理には気を使っていたと思います。そういうゲームが多くなる中で、1本危険なシュートが飛んできたりとかすると思うんで、どれだけ注意を払って集中できるかは重要になってくる」と自身が感じたことを試合につなげるつもりだ。

 今季ここまでセーブ数でリーグ最多の66を記録している早川。サポーターからは代表待望論もあがっていただけに、鹿島で培ってきた実力を示す舞台でもある。

「鹿島で結果を出してるからこその舞台だと思うんで、鹿島の人に喜んでもらうためにも自分が代表でこれだけやれるんだっていうのを示したいと思いますし、日頃から応援してくれてる方に良い報告ができるようにしたいなと思います」

(取材:加藤健一【韓国】、文:編集部)

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【了】

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