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最長は誰だ!? サッカー日本代表、E-1歴代出場時間ランキング6〜10位。アジアの戦いを多く経験したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

7位:駒野友一(こまの・ゆういち)

2008年の駒野友一
【写真:Getty Images】

生年月日:1981年7月25日
E-1出場:2005, 2008, 2010, 2013
E-1通算成績:7試合0ゴール1アシスト
E1出場時間:508分

 駒野友一は、日本代表の右SBとして長く活躍した選手であり、E-1選手権にも4度招集され、通算508分の出場を果たした。2005年から2013年までの各大会でコンスタントに起用されており、その安定感と継続性が評価された。また、左SBやWBでの起用も多く、本職でないものの、ミスが少なく攻守においてチームに安心感を与える存在だった。

 攻撃面では豊富な運動量と正確なクロスが武器で、サイドを何度も往復するスタミナには定評があった。特に2013年大会では年齢的にもベテランの域に差し掛かっていたが、試合を通じて高い走力を維持し、クロスからチャンスを演出。前線の選手との連係もスムーズで、持ち味の冷静な判断と安定したプレーでチームを支えた。

 一方、守備では相手ウイングとの1対1に強く、ポジショニングと粘り強さで自由を奪うシーンが目立った。特にリスク管理能力が高く、ラインコントロールやカバーリングでも貢献。DFライン全体の安定を担う存在として、監督からの信頼も厚かった。

 また、精神的な柱としての存在も見逃せない。華やかなパフォーマンスは少ないが、誰よりも真面目にプレーに取り組み、若手選手にとっての良きお手本となっていた。代表戦における振る舞いも模範的で、E-1のような短期決戦においては特に重要な存在だった。

 駒野友一のE-1での貢献は、堅実さと信頼性に裏打ちされた職人技のようなものであり、そのプレースタイルは今もなお多くのファンに記憶されている。

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