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大関友翔がサッカー日本代表デビュー戦で感じた課題

　サッカー日本代表は11日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の2戦目、中国代表戦に向けてトレーニングを行った。練習後、川崎フロンターレのMF大関友翔が取材に応じ、自身の特徴や練習での意識について語った。

「入りとしてというか、自分のプレーとしては手応えのあるものでしたけど、アシストやゴールは取れなかったので、もう1個上の課題が見えたかなとは思います」

　ホンコン・チャイナ代表戦で途中出場し、代表デビューを飾った大関。自らの持ち味である攻撃にリズムをもたらすパスワークで流れを変えるプレーを見せたが、得点やアシストという結果には結びつかなった。だが、ゴールを意識したパスも出せていたことは確かだ。

「イメージ通り出せましたし、ただ、プレッシャーも少なかったのでパスが出せて当然かなとは思います」と冷静に分析した。

　背番号14を背負ってのプレーには、川崎のレジェンド・中村憲剛の面影を重ねる声もある。

「まだまだ程遠いので。ただ、自分が憧れとするというか、目標とする選手なので、そういった感じで言ってもらえて嬉しいですけど、もっと強い相手だったり、プレッシャーが速い中でああいったプレーができるようにしていきたいなと思います」

　この日のトレーニングでは攻撃的なポジションでもプレー。大関の攻撃面での特徴が求められているが、自身の武器を活かせるようにポジションに応じた働きを意識している。

「シャドーでもボランチでも求められることは一緒ですけど、攻撃の部分は評価してもらえていると思う。そこは引き続き出しながら、シャドーになったらよりゴールに近い位置なので、この前よりもチャンスは作れると思います。チャンスに関わる回数も増えると思うので、そこは意識してやりたいなと思います」

　一方で、守備の強度については代表レベルの基準に満たないという自覚もある。

「この間の試合でも球際のところで2回ぐらいこぼすシーンもありましたし、攻撃の部分では自分の特徴を出せましたけど、まだまだ守備の部分でもらすシーンもあった。そこはここの基準において、まだ自分が足りないとこだと思うんで課題かなと思います」

　トレーニングでも球際の強度は求められており、それが試合に直結するという意識で練習に臨んでいる。

「紅白戦やゲーム形式の際にもやっぱり球際とか、100%でいくってところはコーチ陣からもそうですし、森保（一）さんから話があるので、それを練習でできるようにしておかないと、試合で出ないと思う」

　ここまでリーグ戦では先発出場は2試合とクラブでの定位置確保には至っていない大関だが、この大きな国際舞台で得られるものはすべて活かしていく覚悟だ。

「やっぱり自分のチームでスタメンで出てないので、そこはハングリー精神じゃないですけど、ここでの活動を生かしてほしいという話もあります。何より自チームで出てないのにここに呼ばれてることの意味というか、そこは自分もそう感じてるので、もうちょいギラついていないといけないかなと思います」

（取材：元川悦子【韓国】、文：編集部）

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