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サッカー日本代表・中村草太が試合で意識していること

　サッカー日本代表は11日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の2戦目、中国代表戦に向けて最終調整を行った。トレーニング後、サンフレッチェ広島のFW中村草太が代表デビュー戦となった初戦の手応えと、自身の持ち味について語った。

　初戦のホンコン・チャイナ代表戦で途中出場を果たし、代表デビュー戦でいきなり初ゴールを記録した中村。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)やJ1のデビュー戦でもゴールを決めてきた実績を持ち、「自分、それ知らなかったんすけど、確かに振り返ればデビュー戦ゴール多いなって」と自身のゴールを振り返った。

　偶然か必然か、はわからないが、中村はデビュー戦でゴールが奪えていることについてこう自己分析した。

「どの試合もやっぱり自分の特徴を出すっていうところは意識してるんで、まずは相手の嫌がるところからゴールを目指すっていうところはあります」

　中村のそうしたゴールへ向かう意識が代表デビュー戦での試合終了間際のゴールにつながっていたのかもしれない。ただ、本人としては個人よりもチーム全体でとれたゴールだと強調した。

「最後の点は僕でしたけど、それまでの92分間含め、戦い続ける姿勢を止めなかった結果が自分のゴールに繋がっただけなんで、自分のゴールですけど、あれはチーム全員が最後まで戦い続けた結果だと思います」

　広島では両ウイングバックやシャドーなど複数のポジションで起用されており、この日の練習では、シャドーと右ウイングバックの両ポジションでプレーした。「どこで出ても自分の特徴を見失わずにっていうところは忘れないでいきたいなと思います」とどんなポジションでも自身の持ち味を損なうつもりはない。

　スピードと運動量を武器に、ゴールにかかわるオフェンス能力を2戦目の中国代表戦以降でもブレることなく発揮しにいく。

（取材：元川悦子【韓国】、文：編集部）

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