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【写真:田中伸弥】
田中聡が代表デビュー戦でつかんだ手応えと課題
サッカー日本代表は13日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第2戦、中国代表戦から一夜明け、トレーニングを行った。サンフレッチェ広島のMF田中聡が練習後に取材に応じている。代表デビューを果たした前日の試合を振り返りつつ、今後の代表定着に向けた課題と意気込みを語った。
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「毎試合、Jリーグとか広島でも結構、緊張してますね。今回はしなかったです、逆に。それはなんなんのか自分でもわかんないですけど」
A代表初出場とは思えぬ落ち着きぶりでピッチに立ち、前半45分のみの出場ながら、随所で存在感を発揮。特に、先制点となった細谷真大へのアシストは印象的だった。
「積極的(な姿勢)は出せたと思う。プラスでアシストもつけれたので。欲を言えば、点を取りたかったなって感じです。(細谷からは)『普通にゴロで出せよ』って言われて。でも普段からほぼ一緒にいるので、コミュニケーションもあっての連係だったかもしれないので良かったです」
課題に挙げていた攻撃面でアシストという結果を出したことに手応えを感じつつも、課題も明確に見えてきた。
「多少は自信もつきましたし、どんどんプレーしたい気持ちも強まったので、あとは縦パスの質とか、そういう一つのプレーのこだわりをもっとクオリティー上げてやれたらいい。サイドチェンジや一つ飛ばしのパスも、見えてない部分もあった。映像を見返したりして、すごい逆が空いてたりしてたと思う」
田中が主戦場とするボランチは遠藤航や守田英正、田中碧など、ポジション争いは熾烈を極める。そこに食い込んでいくために、自身の武器以上に違いを生み出さなければいけないことも痛感している。
「アピールで言うともっとボール奪取だったりとか、そこが自分の強み。そこを出すのと、プラスで代表に定着している選手は攻撃で違いを出せる選手が多いので、そこももっとクオリティーを上げていかないと残っていけないと思う。昨日のパフォーマンスじゃ満足できない部分が大きいです」
怪我からの復帰後間もない中での出場だったが、体の状態は問題ないという。大会連覇をかけた韓国代表戦に向けて、「出たら何かしらの結果だったり、チームに貢献したいと思います」と意欲を語る。
代表デビュー戦で確かな一歩を踏み出した田中。韓国代表との大一番でさらなる爪痕を残しにいく。
(取材:加藤健一【韓国】、文:編集部)
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