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コラム 5か月前

「常にギラついて」大関友翔がサッカー日本代表として過ごした10日間「コーチ陣や森保さんから話がある。それを…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

大関友翔がここに呼ばれた意味「ハングリー精神を」

「チームではスタメンで出てないので、そういったハングリー精神をここでの活動を生かしてほしいという話をされた。何より自チームで出てないのにここに呼ばれていることの意味を自分も感じているので、もうちょいギラついていないといけないかなと思います」

「押し込む展開が多かったので、どれだけ自分が入っていけるかを意識していた」と語るように、積極的にニアゾーンへ侵入し、決定機に繋がるパスも供給した。

 目標としていた日本代表の舞台でつけた背番号は14番。彼自身が「憧れの存在」と話す中村憲剛が川崎と日本代表で背負っていた番号だ。

 憧れの存在を彷彿とさせるようなプレーを大関は見せた。

 74分、敵陣中央でボールを持った大関は、相手のディフェンスラインの裏に浮き球のパスを送る。ここには中村草太が走り込んでいた。シュートはGK正面に飛び、ゴールとはならなかったが、中村の動き出しを見逃さない大関の視野と技術が結集したプレーだった。

 大関の脳裏には、ある1つのシーンが浮かんでいた。

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