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コラム 5か月前

「常にギラついて」大関友翔がサッカー日本代表として過ごした10日間「コーチ陣や森保さんから話がある。それを…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

「コーチ陣や森保さんから話がある。それを…」

「この間の試合(ホンコン・チャイナ代表戦)でも球際のところで2回ぐらいこぼすシーンもありました。攻撃の部分では自分の特徴を出せましたが、まだまだ守備の部分で漏らすシーンもあった。それはここ(日本代表)の基準においてまだ自分が足りないところ」

 課題を冷静に見つめながら、成長するためにできることに全力を注ぐ。

「紅白戦だったりゲーム形式のところでも球際や100%でいくところは、コーチ陣や森保さんから話がある。それをやっぱり練習でできるようにしないと試合では出せない」

 大関にとってE-1選手権は、明確なインパクトを残すことこそなかったが、本人の中に確かな変化を残した。今の自分に足りないものを突き付けられ、これからの自分に必要なものを見つけられた10日間だったのではないだろうか。

「E-1に呼んでもらって、レベルが高い中で挑戦できるのは自分の成長になる。そこでしっかりと強度を出せるように。意識ひとつで変わるので」

 韓国代表戦の翌日、大関の姿は等々力にあった。Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた天皇杯3回戦のSC相模原戦にベンチ入りしている。早朝に韓国・ソウルを発ち、午前中に羽田空港に到着した。83分、マルシーニョに代わってピッチに立った大関は、その後のPK戦で4番手のキッカーを務めてこれを成功させている。

 新たな戦いはすでに始まっている。

(取材・文:加藤健一【韓国】)

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【了】

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