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「何度も壁にぶつかった」元アルゼンチン代表FWサビオラが日本の子どもたちへ伝えたこと。輝かしいキャリアの裏側にある心構え

text by 佐藤彰太 photo by Shota Sato

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元アルゼンチン代表サビオラ
【写真:編集部】

ハビエル・サビオラが子どもたちへ熱心な指導

 28日、全国の小中学生を対象にした無料のサッカーイベント「DREAM FESTA2025」が開催され、ドリブルデザイナーの岡部将和氏と、元アルゼンチン代表ストライカーのハビエル・サビオラ氏が参加した。小柄な体格でありながら世界の舞台で活躍したサビオラは、長く第一線で戦い続けられた理由や、その裏側を振り返った。

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 169cmと小柄な体格ながら、巧みな駆け引きと技術で得点を重ねてきたサビオラ。

 バルセロナやレアル・マドリードなど、欧州のビッグクラブで活躍し、アルゼンチン代表としてもFIFAワールドカップに出場した経験を持つサビオラは、自分の体格を理解し、それをカバーするための技術の習得に並々ならぬ努力を続けてきた。

 イベントでは、集まった子どもたちに向けて、ペナルティエリア内での動き出しの極意を身振り手振りを交えて熱心に伝えた。

「5歳の頃からサッカーを始めて、長い時間をかけてテクニックを磨いてきました」

 その積み重ねが、彼を世界の舞台へと押し上げる原動力となった。一方で、順風満帆な道のりだけではなかったことも率直に語る。

「もちろん、いいことばかりではありませんでした。何度も壁にぶつかりましたが、そのたびに気持ちを強く持ち、物事をポジティブに捉えることが大事だった」と、輝かしいキャリアの裏側にあった努力と心構えを明かした。

 今回のイベントでは、難しいテクニックに何度も挑戦する子どもたちの姿が多く見られた。サビオラは優しく見守りながら、時に拍手を送り、励ましの言葉をかけた。

「失敗しても、やり続けることが大事」という彼の言葉は、子どもたちの挑戦意欲をさらに後押ししていた。

 サビオラの技術指導は単なるスキル伝授にとどまらず、挑戦し続けることの大切さを教える貴重な時間となった。

(取材・文:佐藤彰太)

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【了】

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