7位:香川真司(かがわ・しんじ)
生年月日:1989年3月17日
移籍先:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)→マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
移籍日:2012年7月1日
移籍金:1600万ユーロ(約25億6000万円)
香川真司は、2012年夏にドイツのボルシア・ドルトムントからイングランドのマンチェスター・ユナイテッドに1600万ユーロ(約25億6000万円)の移籍金で渡った。
当時23歳の香川は、ドルトムントでブンデスリーガ連覇に貢献。鋭いターンとスピード、得点力を備えた攻撃的MFとして欧州中の注目を集めていた。
2012年5月にはアレックス・ファーガソン監督がスタジアムで直接視察し、その獲得のプロセス自体が大きな話題となった。
ユナイテッド加入初年度の2012/13シーズンは、ファーガソン監督の元で一定の出場機会を得る。3月のノリッジ戦ではアジア人初となるプレミアリーグでのハットトリックも達成した。
スタメン定着とまではいかなかったが、特にFWウェイン・ルーニーとは好連係を見せ、チームのプレミアリーグ優勝にも貢献した。
しかし、同シーズン限りでファーガソン監督が退任。後任のデイビッド・モイーズ監督のもとでは信頼を得られず、出場機会は激減した。それを受け、2014年夏にドルトムントへ復帰することとなった。
香川の市場価値のピークは、ファーガソン監督が視察した2012年5月の2200万ユーロ(約35億2000万円)。当時の若さを考えれば、ユナイテッドでさらに評価を高める余地は十分にあったが、期待されたほどの飛躍には至らなかった。
