20位:アルビレックス新潟
監督:入江徹
暫定順位:20位
成績:勝ち点「20」/得失点「-20」
第27節を終えた段階でJ1最下位のアルビレックス新潟は、シーズンを通じて苦しんでいる。開幕10試合で1勝しかあげられず、ここまでのリーグ戦の大部分を降格圏で過ごしてしまった。
今季は樹森大介監督のもとでスタートを切ったチームは、攻撃面のデザインではJ1相当のクオリティがあったように見える。開幕10試合では確かに難しい結果に終わっているが、1試合に1点ペースでゴールを重ねており、チャンスをそれなりに作れていた。
課題は守備。27試合で47失点は、これまでのところリーグワーストだ。6月に樹森監督が解任され、入江徹氏が内部昇格という形で指揮官に就任した現在も、ゴール前の強度に改善は見られない。夏の移籍市場では多くの選手を獲得したが、DF登録はセレッソ大阪の舩木翔のみだ。
前線のブーダはボールを収めるのに長けており、マテウス・モラエスは合流後の2試合で1ゴール1アシストと早速結果を残している。守備の脆さをケアしつつ、殴り合いを制す方向に舵を切ったということかもしれない。
実際、8月23日に行われたリーグ第27節に行われた鹿島アントラーズ戦も、内容は悪くなかった。1-2で敗北したが、アグレッシブな攻撃を随所で見せ、優勝争いを繰り広げるチームを相手に決定機を多く作った。
左サイドバックとセンターバックで活躍できる船木も早々にクオリティの高さを見せ、既存選手と新戦力が総力をあげてチームの残留のために死力を尽くしている。暫定18位の湘南ベルマーレとの勝ち点差は「5」。まずは最下位脱出を目標としたいところだ。
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