6位:名古屋グランパス
入場料収入:13億1000万円
名古屋グランパスは、2024年度の入場料収入で13億1000万円を計上し、クラブ最多記録を更新した。
この記録を支えたのは、観客動員の多さだ。リーグ戦の年間入場者数はクラブ史上初となる50万人超えを達成し、52万5358人とJリーグ全体で3位の水準に達した。カップ戦を含めた総入場者数でもリーグ4位を記録し、動員力の高さが入場料収入に直結した形だ。
一方で、客単価の低さが収入順位を下げた要因とみられる。2024年度の1人あたりの平均入場料は約2269円で、これはトップ10クラブの中で最も低い数値。家族連れや子どもを含む年間パス購入者が多いことが背景にあるとみられるが、他クラブと比較すると低水準にある。
名古屋は2019年度からダイナミックプライシング(価格変動制)を導入しており、これにより観客数を着実に増加させてきた。今シーズンから基本価格を見直し、ほとんどの席種が値上げとなっている。
公式サイトなどで確認できるダイナミックプライシングは参考金額であり、実際の販売価格とは違いがあることが多いものの、クラブとして改善の余地がある項目だとみている様子だ。
2025シーズンの名古屋は、J1で下位に低迷しているものの、1試合平均動員がここまで3万1572人で、クラブ記録更新を視野に入れている。客単価が上昇していれば、入場料収入も劇的に増加しそうだ。
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