「僕の考え方としては次の試合が一番大事」
そうした“悪夢”もよぎる試合展開だったが、1-0のまましのぎ切ったのは90分フル出場したサヴィオの貢献が大きい。
試合を決める存在でありながら、チームの勝利のために守備で犠牲をはらうこともできる。そこは柏レイソルで5シーズン戦い、浦和にやってきたブラジル人MFが築き上げたもので、この試合に始まったことではない。
前半戦はなかなか結果を残せなかったが、新潟戦のゴールで4得点6アシストとなり、ゴールとアシストの合計を2ケタに乗せた。現在7位の浦和は首位を走る京都サンガF.C.との勝ち点差が7となっており、残り10試合ということを考えても、逆転優勝にはギリギリの状況だ。
代表ウィーク明けの10月13日に行われる次節のガンバ大阪戦に、サヴィオはいない。
しかし、「僕の考え方としては次の試合が一番大事」と語る“浦和のクラッキ”は、目の前にあるルヴァン杯の準々決勝、川崎フロンターレとの2試合で、浦和を次のステージに導くために、全力を尽くす構えだ。
(取材・文:河治良幸)
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