「自分が2点、3点と取っていかないと」
「今日は満員でしたし、何がなんでも勝ちたかった。試合内容的にも1点で終わってはいけなかったし、さらに上へいくために自分が2点、3点と取っていかないと、J1の舞台では通用しないと思うので」
攻守で力を使い果たした81分に、高橋はキャプテンでチーム得点王のFW北川航也との交代でベンチへ下がった。北川が4戦連続でリザーブに回り、先発を任されている責任をもちろん感じている。
「結果を残していくからこそ、ハードワークも評価されてくる。まずは結果にこだわっていきたい」
代表ウィークによる中断明けの13日に敵地で行われるアルビレックス新潟戦では、北川が累積警告で出場停止となる。1トップでの先発が予想される次節へ、高橋は「次も点を取りたい」と意気込んだ。
「そういったゴールを決め切る力をこの2週間でつけていって、波に乗っていけたら、と思います」
自分が望むポジションと、求められるポジションとが一致する清水でようやく新たな一歩を踏み出せた。もちろんJ1通算2ゴール目はあくまでも通過点。献身的で泥臭く、それでいてがむしゃらに。心身に染みついたプレースタイルを全開にする高橋が、8月以降でわずか2ゴールにとどまる清水の起爆剤となる。
(取材・文:藤江直人)
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