「誰と組んでもやることは…」
「後ろにいるならセカンドボールを拾ったり組み立てをしたり、前に出たときはもっと攻撃に関与したり、誰と組んでもやることはそこまで変わりません。ただ、(柴戸)海君がセカンドボールを回収してくれたので、自分も高い位置を取れるようになりました。相手の疲れもあったとは思いますが、前半より前にボールをつける回数が増えたと思います」
柴戸が時に不利な状況でもセカンドボールを回収することにより、敵陣に押し込むことに成功。安居も前線に顔を出す回数が増えた。
74分に合流1週間足らずのイサーク・キーセ・テリンがデビュー戦でゴールを決めたものの、88分に伊藤達哉に決められ、90分に中島翔哉のフリーキックで再び同点に。浦和にとっては常に追いかける展開であり、一切の力や気の緩みを許されなかった。
延長前半の6分に三度目のリードを許したあとも、安居は決してあきらめずに走り続けたが、延長後半には両足がつってしまう。
そもそも、疲労がきていることは足をつる以前から感じていた。
「どのくらいプレーできるんだ?」
マチェイ・スコルジャ監督にも心配された。ただ、周りを見れば、自分以上に疲労している選手たちがいる。
「自分は交代しなくてもいいです。他の選手が苦しそうだったら、そちらから交代枠を使ってください」
安居は120分を戦う覚悟でスコルジャ監督にそう伝えた。