「ブーイングしたいところだったと思います」
「こういう結果になってしまって、ブーイングしたいところだったと思います」
だが、安居の耳に届いたのは、ブーイングではなかった。1つの大会で敗退したという結果にもかかわらず、ゴール裏のサポーターは拍手と激励の声を送ってくれた。
それでも応援してくれるサポーターがいる――。そして、安居は決意を新たにした。
「もうリーグしか残っていませんが、負けてはいけない。不甲斐ない結果は残したくありません。切り替えてリーグに集中して、勝ち点を積み上げて優勝を狙っていきたいと思います」
敗れてもファン・サポーターが拍手や激励の声を送ったのはおそらく、安居を含め選手たちが最後まで勝利を目指し、気迫のこもったプレーをし続けたからだろう。
気持ちの面では、この闘いをベースにする。そしてプレー面や戦術面をさらに高めながら、勝利を得る。
アメリカで戦ったFIFAクラブワールドカップを含め、カップ戦では悔しい思いが続いた浦和。それでも、最後にして最大の目標がまだ残っている。それを達成したとき、安居は「あの試合があったから」と等々力での一戦を振り返るのかもしれない。
(取材・文:菊地正典)
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