レベルの差を痛感。「早く欧州に行かなければ…」
「縦で受けようとすると難しかったし、相手につかまれてしまうと強くて、バランスも崩されてしまった。普段は日本人とやっていますけど、腕の強さや足の長さ、強度の高さ、スピードは全然違った。早くこのレベルに慣れないといけないと思いました。
味方もしっかりビルドアップしてくれていたんで、ゴールに向かうことを意識しましたけど、得点どころか、シュートも打てていない。全然ダメでした…」
試合から一夜明けた練習時。町野の表情は堅く、強い失望感に襲われていたことがありありと感じられた。「早く欧州に行かなければいけない」と痛感したのもこの時だったに違いない。
翌2023年夏に当時ドイツ・ブンデスリーガ2部のホルシュタイン・キールへ移籍。1年で1部昇格し、24−25シーズンはブンデス1部で2桁ゴールを達成。チームは降格の憂き目に遭ったが、彼自身は1部残留を果たし、いよいよ2度目のW杯に向けて臨戦態勢に突入しつつあるのだ。
「自分は次のW杯で結果を出すためにドイツに行った」と町野はこれまでも繰り返し語ってきたが、アメリカという因縁の相手に自身の成長を示すことができれば、理想的なシナリオだ。