現在の日本サッカー界は昔に比べて育成環境が整い、指導者の能力が上がっている。それに伴って優秀な10代の選手が増え続けており、すでにJ2リーグで活躍している選手も少なくない。そこで今回は、J2リーグでプレーする10代の日本人選手の最新市場価値ランキング1〜5位を紹介する。[2/5ページ]
※成績、市場価値は『transfermarkt』を参照。データは9月18日時点
4位:鈴木大馳(すずき・だいち)

【写真:Getty Images】
生年月日:2006年11月8日
市場価値:17.5万ユーロ(約2980万円)
所属クラブ:サガン鳥栖
今季リーグ成績:15試合0得点0アシスト
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4位にランクインしたのは、サガン鳥栖ユース育ちの鈴木大馳だ。
16歳(高校1年生)にも関わらず、飛び級でサガン鳥栖U-18のメンバーとして、高円宮杯プレミアWESTで13試合に出場し2得点をマークした逸材だ。
年々進化を遂げ、翌年の2年生時では19試合8得点を記録。3年生時には16試合12得点とストライカーとしての才能を発揮していた。
ユース年代で跳び抜けた活躍する鈴木は、2023シーズンと2024シーズンでトップチームに2種登録されると、カップ戦やリーグ戦に出場している。
2023年のYBCルヴァンカップでは、トップチームデビュー戦でゴールを決め、日本代表MF久保建英が持つ同大会の最年少得点者を更新した。
そんな鈴木はルヴァンカップ出場後に、市場価値5万ユーロ(約850万円)がつくと、2024年12月には2倍の10万ユーロ(約1700万円)まで上昇している。
そして今季はトップチームに昇格し、さらに市場価値を高め、17.5万ユーロ(約2980万円)にのぼっている。
今季リーグ戦15試合出場している鈴木だが、出場時間が短いこともあっていまだ得点は「0」と結果を残せていない。
まだ18歳と経験は浅いが、鳥栖を引っ張っていく存在へと成長することができれば、自ずと市場価値が上がることも期待できるだろう。