現在の日本サッカー界は昔に比べて育成環境が整い、指導者の能力が上がっている。それに伴って優秀な10代の選手が増え続けており、すでにJ2リーグで活躍している選手も少なくない。そこで今回は、J2リーグでプレーする10代の日本人選手の最新市場価値ランキング1〜5位を紹介する。[5/5ページ]
※成績、市場価値は『transfermarkt』を参照。データは9月18日時点
1位:新川志音(しんかわ・しおん)

【写真:Getty Images】
生年月日:2007年8月6日
市場価値:25万ユーロ(約4250万円)
所属クラブ:サガン鳥栖
今季リーグ成績:24試合3得点1アシスト
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J2リーグの10代日本人で最も高い市場価値だったのは、サガン鳥栖の新川志音だ。
5月に鳥栖U-18からトップチームへの昇格が内定している高校3年生で、今季は2種登録選手としてすでにJ2リーグで24試合に出場し、3ゴール1アシストを記録している。
特に衝撃だったのはJ2リーグ第29節ヴァンフォーレ甲府戦だ
後半のスタートから出場した新川は試合終了間際、同点ゴールをアシスト。アディショナルタイム(AT)には決勝ゴールを決め、劇的逆転勝利の立役者となった。
高校3年生という立場ながら、試合の流れを読み、終盤でインパクトを残す“ジョーカー”としての役割も担っており、指揮官からの信頼も厚い。
また、クラブだけでなく日本代表からも評価され、先日行われたAFC U23アジアカップ サウジアラビア2026予選のU-22日本代表に選出された。
グループリーグ初戦アフガニスタン代表との一戦で貴重な先制点を決めるなど“ここぞ”という場面での勝負強さも兼ね備えている。
その新川の現在の市場価値は25万ユーロ(約4250万円)とJ2における10代の日本人選手のなかでは突出している。
リーグ終盤戦で結果を残し始めている新川は、現在リーグ戦2戦連発だ。この調子で数字を重ねていけば、さらに市場価値も上昇するのではないだろうか。
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