Jリーグ屈指の名門「鹿島アントラーズ」では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。鹿島アントラーズ在籍時の市場価値が高かった選手上位5名を紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)[5/5]
内田篤人(うちだ・あつと)
生年月日:1988年3月27日
クラブ在籍時の最高市場価値:500万ユーロ(約8億5000万円)
市場価値記録日:2009年5月19日
日本史上最高の右サイドバックは誰か。その答えに内田篤人の名前を挙げる人も多いだろう。
その端正なルックスとクレバーなプレースタイルは多くのサッカーファンを魅了した。
そんな内田がキャリアをスタートさせた場所が、鹿島アントラーズだ。
高校卒業後に鹿島に加入すると、瞬く間にレギュラーの座を奪取。リーグを代表する名門クラブで、加入1年目ながら開幕戦に先発出場、最終的にリーグ戦28試合に出場するという快挙を成し遂げた。
プロ2年目以降も自信あふれるプレーで定位置を確保し続け、史上初のJ1リーグ3連覇に大きく貢献した。
2009年5月には市場価値が500万ユーロ(約8億5000万円)に到達。これは現在まで、鹿島に所属してきた選手の中で最も高い市場価値である。
当時21歳という年齢と、現在ほど日本人マーケットの注目度が高くなかった状況を考えると破格の評価だと言えるだろう。
そのポテンシャルは海を越えて注目を集め、翌2010年の夏にドイツ1部のシャルケにステップアップを果たした。
その後、内田はシャルケでも右サイドの主力として活躍し、日本人史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4入りを達成。
怪我に苦しめられたものの、8シーズンに渡ってドイツを代表する古豪に在籍した。
ウニオン・ベルリンを経て、2018年に鹿島に復帰、そこから現役引退を発表した2020シーズンまで常勝軍団でプレーした。
実質的な「バンディエラ」であり、輝かしいクラブの歴史に欠かせないレジェンドである。
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