Jリーグで3度の優勝を誇るサンフレッチェ広島では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。広島在籍時の市場価値が高かった選手上位5名を紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)[5/5]
川辺駿(日本代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年9月8日
最高市場価値:500万ユーロ(約8.5億円)
市場価値記録日:2024年8月2日
サンフレッチェ広島で市場価値が最も高かったのは、現在もチームの中心として活躍する川辺駿だ。
最高市場価値は500万ユーロ(約8.5億円)を記録している。
広島ユース出身の川辺は、2013年3月に高校生ながらプロ契約を結び、翌2014年にトップチームへ昇格した。
しかし、当時の広島は黄金期で、中盤には青山敏弘や森崎和幸、柴崎晃誠ら実力者が揃っており、出場機会を得るのは容易ではなかった。
翌年、出場機会を求めてJ2のジュビロ磐田へ期限付き移籍。シーズン後半からレギュラーに定着し、以後3シーズンにわたり主力として活躍した。
2018年には満を持して広島へ復帰。それでも、本来のポジションである中央でのプレーは限られ、リーグ戦12試合の先発にとどまった。
しかし、翌年はボランチやシャドーで起用され、2年連続で全試合に出場するなど飛躍を遂げた。
2021年夏には127万ユーロ(約2.1億円)の移籍金でスイスのグラスホッパーへ完全移籍。ここでアタッカーとしての才能を開花させ、2年間でリーグ通算16得点14アシストを記録した。
2022年1月にはウルヴァーハンプトンへのローン移籍が決定するも、シーズン終了までグラスホッパーでプレーした。
2023年夏、ウルヴァーハンプトンでは結局1度もプレーすることなく、スタンダール・リエージュへ150万ユーロ(約2.5億円)で移籍。ベルギーでもリーグ戦27試合7得点5アシストと結果を残し、市場価値は500万ユーロにまで上昇した。
しかし昨年、スタンダールの財政難により電撃的に広島へ復帰。ヨーロッパでキャリアの最盛期を迎えると思われていただけに、この決断は大きな驚きを呼んだ。
同年のホーム最終節では、引退する青山敏弘から背番号6を継承することが発表され、スタジアムは大歓声に包まれた。
現在もJリーグで最も市場価値の高い選手として、チームを牽引している。
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