サッカー日本代表は10日、ホームでパラグアイ代表と対戦する。両チームともすでにFIFAワールドカップ北中米大会(W杯)出場を決めており、今回の試合は8か月後の大舞台に向けた重要なテストマッチだ。堅守が特長の南米の強豪との一戦に臨むのは誰か。日本のスタメンを予想する。[2/6ページ]
CB:渡辺剛

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月5日(28歳)
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
2025/26リーグ戦成績:8試合0得点
日本代表通算成績:5試合0得点
9月のアメリカ合衆国遠征のターンオーバーが失敗したことを踏まえ、10月シリーズはある程度レギュラー格の選手を残すと考えられる。
その中で基軸のひとりになりうるのが、フェイエノールトで活躍する渡辺剛だ。
冨安健洋、町田浩樹、伊藤洋輝、高井幸大らが怪我により離脱中で、今シリーズ直前に板倉滉の不参加も決定した中で、彼の存在はひと際大きくなっている。
パラグアイ代表戦だけでなく、14日に行われるブラジル代表戦も続けてスタートからピッチに立つ可能性すらあるだろう。それほどにオランダで主力を張る彼のコンディションは安定しており、プレーのクオリティも高い。
今季はここまで公式戦全12試合でピッチに立っており、途中出場は現地時間9月24日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第1節のSCブラガ戦のみだ。
昨季までのヘント(ベルギー)時代を振り返っても鉄人ぶりは顕著で、2024/25シーズンは公式戦48試合、一昨季は同52試合に出場していた。
強度が激しい現代サッカーにおいてこれほどの稼働率は驚異的で、その頑丈な肉体が野戦病院と化している日本代表の最終ラインでは頼もしい。
持ち前の空中戦にも要注目だが、フィジカルの安定感も特筆すべきだろう。
CB:谷口彰悟

【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日(34歳)
所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)
2025/26リーグ戦成績:10試合0得点
日本代表通算成績:32試合1得点
アキレス腱断裂の大怪我によって長く戦線を離れていた谷口彰悟だが、今季は序盤から元気な姿を見せている。
ベルギー1部リーグの第6節サークル・ブルッヘ戦までは途中出場が続いていたが、その約2週間後の第7節ウェステルロー戦ではキャプテンマークを巻いてフル出場。チームは0-3で敗北したが、自身の復帰を力強く印象付けた。
日本代表への招集はおよそ1年ぶり。最終ラインには主力に怪我人が多く、ベテランの存在はほとんど不可欠と言って良いだろう。
10月シリーズにおいては、DF登録の選手として長友佑都に次いでA代表キャップ数が多いのが谷口である。
今回は彼の経験と落ち着きがチームにポジティブな影響をもたらすと見込まれる。
14日のブラジル代表戦でも重要な役割を託される可能性もある。
CB:鈴木淳之介

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年7月12日(22歳)
所属クラブ:FCコペンハーゲン(デンマーク)
2025リーグ戦成績:2試合0得点
日本代表通算成績:1試合0得点
今季からデンマークのコペンハーゲンに活躍の場を移した鈴木淳之介が、パラグアイ代表との一戦でピッチに立つと見られる。
足首の怪我によってシーズン序盤は出遅れたが、現地時間9月24日に行われた国内カップ戦・リンビーBKとの試合にフル出場。10月1日に開催されたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節のカラバフFK戦でもピッチに立っている。
負傷明けの懸念はあるが、左足を使える左CBは10月シリーズにおいて絶対的な有力候補が不在だ。
6月10日に行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)・第6節インドネシア代表戦でA代表デビューを果たした鈴木淳之介が、その役割をまっとうするかもしれない。
先のゲームでは理想的なデビュー戦と言って差し支えないクオリティを示していた彼にとっても、今回のゲームはコンディション不良を押してでも出たい試合だろう。
6-0で勝利したインドネシア代表戦は相手チームと地力の差があったものの、同選手は地上と空中の両方で抜群の強さを見せ、4点目には起点としてのタスクも担ってみせた。
今シリーズの相手はW杯出場を決めた南米の強豪だ。ここで結果を残せれば、怪我で離脱中の主力が戻ってきてもスカッドに残れるはずだ。