サッカー日本代表は10日、ホームでパラグアイ代表と対戦する。両チームともすでにFIFAワールドカップ北中米大会(W杯)出場を決めており、今回の試合は8か月後の大舞台に向けた重要なテストマッチだ。堅守が特長の南米の強豪との一戦に臨むのは誰か。日本のスタメンを予想する。[5/6ページ]
ST:南野拓実

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日(30歳)
所属クラブ:モナコ(フランス)
2025/26リーグ戦成績:7試合2得点
日本代表通算成績:69試合24得点
今回の相手であるパラグアイ代表は伝統的に堅守に特長がある。とりわけ直近5試合のうち3試合をクリーンシートで抑えており、その強みが際立っている。
10月シリーズは9月のアメリカ合衆国遠征ほど極端なターンオーバーは実施されないと見られるが、豊富な運動量を求められる前線はある程度選手を入れ替える可能性が見込まれる。
それでも、パラグアイ代表の守備については森保一監督も認識しており、9日の前日会見にて「南米予選で失点が少ないのは我々も分析をしていますし、逆に強固な守備を打ち破って、得点できれば我々の自信にもなると思います」と述べ、「選手たちにはアグレッシブにゴールを目指すプレーをしてほしいと思っています」と期待を込めた。
南野拓実は今回招集されたメンバーの中で最も得点をあげている選手だ。国際Aマッチ69試合24ゴールは、パラグアイ代表を脅かす存在として大いに期待できるはずだ。
9月のアメリカ合衆国遠征では結果を残せなかったが、所属元のモナコでは今季も7試合2ゴール1アシストと成果をあげている。トップスコアラーの仕事ぶりに注目だ。
ST:鎌田大地

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日(29歳)
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
2025/26リーグ戦成績:5試合0得点
日本代表通算成績:44試合11得点
2年目のプレミアリーグを過ごす鎌田大地は、その能力を大きく開花させている。
開幕数試合は怪我の影響により欠場したが、現地時間8月31日に行われたリーグ第3節・アストン・ヴィラ戦からフル出場が続いている。9月度はクラブ月間最優秀選手賞にも輝いた。
クラブで不可欠な存在になりつつある鎌田は、現行の日本代表においても極めて重要だ。
9月のアメリカ合衆国遠征ではメキシコ代表との試合でスタメン起用されたが、彼がピッチを退いた69分以降はボールの配球を担える選手がおらず、攻撃が停滞。その存在の大きさが浮き彫りになった。
世界最高峰の舞台でも調子の良さを誇示するゲームメイカーは、南米のくせ者相手にも質の高さを示せるはずだ。
配球能力の高い守田英正が今シリーズで不在であることから、ブラジル代表戦でも引き続き起用される可能性もある。
CF:小川航基

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月8日(28歳)
所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ)
2025/26リーグ戦成績:7試合3得点
日本代表通算成績:10試合9得点
今季のエールディビジで得点ランキングを独走する上田綺世は、コンディションを懸念されている。
2ゴールをあげてチームを勝利に導いた現地時間5日のFCユトレヒト戦のあと、現地メディア『voetbalzone』は同選手がハムストリングを負傷した可能性を報じた。
10月シリーズで日本代表に合流したが、パラグアイ代表戦でスタートから起用されるかは不透明だ。
8日に千葉県千葉市のJFA夢フィールドで行われたトレーニングでは、全体練習(報道陣に公開された冒頭15分のみ公開)に参加していたが、同選手の起用はブラジル代表戦に照準を合わせている可能性がある。
彼が10日にゲームに出れなくとも、CFにはいくつかオプションがある。今季同じくエールディビジで7試合3ゴールの活躍を見せる小川航基も有力候補だ。
代表では出色の結果を残しており、国際Aマッチ10試合で9得点と凄まじいペースでゴールを重ねている。
ミャンマー代表や中国代表など、得点をあげた相手のレベルを指摘する声もありそうだが、一皮むける意味でも南米の強豪相手に結果を出したい。
特にパラグアイ代表は堅守が売りのチームである。ここで良い成果をあげられれば、今後のキャリアにもポジティブな影響がありそうだ。