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J1 3週間前

強すぎ!? 浦和レッズ、歴代最強フォーメーション5選。獲得タイトル多数、無類の強さを誇ったのは?

シリーズ:歴代最強フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

 3度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を含む国内外の10タイトルを獲得してきたJリーグの名門・浦和レッズ。熱狂的なサポーターの声援を背にJリーグで屈指の強さを誇ってきた同クラブだが、その中で1番強かったシーズンはどの年だろうか。今回は、浦和の歴史の中で特に輝かしい結果を残したシーズンをピックアップして紹介する
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2006シーズン


【写真:Getty Images】

監督:ギド・ブッフバルト
主な獲得タイトル:J1、天皇杯

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 1993年にJリーグが創設され、浦和レッズは「オリジナル10」のひとつとして日本最高峰の舞台で戦ってきた。

 しかし、90年代の浦和は「お荷物クラブ」といわれるほど弱く、1999年にはこの年に新しく創立されたJ2に降格する失態を犯している。

 その後、1年でJ1に復帰した浦和は、2002年に元日本代表監督のハンス・オフトが指揮官に招聘する。

 サンフレッチェ広島やセルティックで監督を務めたビム・ヤンセンをコーチに置いて体制を強化すると、翌年にクラブ初タイトルとなるヤマサキナビスコカップ優勝を果たした。

 そして2004年に新しく監督に就任した、クラブOBのギド・ブッフバルトのもとでさらに躍進。

 2004年の2ndステージ制覇を始め、リーグで優勝争いをする強豪クラブへと成長を遂げている。

 2005年には、スタートダッシュの失敗がありながら、夏に加入したロブソン・ポンテらの活躍もあり、最終節まで優勝争いを演じることに。

 リーグ優勝はガンバ大阪に譲ったものの、2年連続で年間2位となり歓喜の瞬間は秒読みとも思えるほどのチームの完成度だった。

 3度目の正直といきたい2006シーズンは、ワシントンや小野伸二を獲得し、強力な攻撃陣をさらに手厚くすることに成功する。

 守備陣は田中マルクス闘莉王や坪井慶介など、日本代表でスタメンを張るような選手が並び、攻守にバランスの良い陣容となった。

 シーズンが始まると、序盤からリーグ最上位をキープ。1年を通して不調といえる時期が少なく、優勝争いをリードする形となった。

 この安定感は終盤戦になっても崩れることなく、浦和に追いすがる川崎フロンターレ、ガンバ大阪を寄せ付けない強さを披露した。

 そして最終節、ガンバとの直接対決にしっかりと勝利し、クラブ史上初のJ1優勝を果たしたのである。

 ワシントンはリーグ26ゴールで得点王に。

 MVPにはシーズン28失点と堅守を誇った浦和の大黒柱である闘莉王が選ばれている。なお、この年の浦和は、ホーム戦で15勝2分と驚異の強さを誇った。

 熱狂的なサポーターが作り上げる要塞のイメージも、この時期から定着し、現在の同クラブのイメージを形成するようなシーズンだったといえるだろう。

▽GK
山岸範宏

▽DF
ネネ
田中マルクス闘莉王
坪井慶介

▽MF
長谷部誠
鈴木啓太
三都主アレサンドロ
平川忠亮
山田暢久

▽FW
ワシントン
ロブソン・ポンテ
 

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