J1リーグ1回、天皇杯8回、AFCチャンピオンズリーグ3回などの優勝を誇る浦和レッズ。そんな同クラブが築いてきた歴史の中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、浦和の下部組織で大きく成長した選手を6人紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)[3/6ページ]
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GK:鈴木彩艶(すずき・ざいおん)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年8月21日
在籍期間:2021年2月~2024年2月
クラブ通算成績:29試合12クリーンシート
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ガーナ人の父と日本人の母を持つ鈴木彩艶は、2013年当時に新設された浦和レッズジュニアの一期生として、小学校年代からアカデミーに在籍している。そしてユース時代の2019年に、クラブ史上最年少となる16歳5ヶ月の若さでプロ契約を結んだ。
トップチームでは西川周作というあまりに偉大な先輩がいたため、とくにJリーグでの出場機会は限られてしまった。
それでも鈴木のポテンシャルは目を見張るものがあり、18歳ながら東京オリンピックの代表メンバーに飛び級で選出されている。また、過去には名門マンチェスター・ユナイテッドからの興味が噂された。
昨年からはA代表でも積極的に起用されるようになった。
AFCアジアカップ2023では全5試合に先発出場。厳しい批判も散見されたが、間違いなく鈴木が日本の守護神となっていく過程で貴重な経験となったはずだ。
現在23歳となった鈴木は、GK大国イタリアのパルマにて主力として活躍。かつてのレジェンドであるジャンルイジ・ブッフォンのように、世界を代表するGKになることを期待したい。