J1リーグ1回、天皇杯8回、AFCチャンピオンズリーグ3回などの優勝を誇る浦和レッズ。そんな同クラブが築いてきた歴史の中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、浦和の下部組織で大きく成長した選手を6人紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)[5/6ページ]
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MF:伊藤敦樹(いとう・あつき)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月11日
在籍期間:2021年2月~2024年8月
クラブ通算成績:173試合19ゴール15試合
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ジュニアユースから浦和のアカデミーに在籍していた伊藤敦樹だったが、ユースからのトップチーム昇格は叶わず、流通経済大学に進学することとなった。
大学では1年次からレギュラーの座を掴み、4年次に浦和への加入が内定している。
プロ1年目となった2021シーズンは、開幕戦からフル出場を果たすと、早々にボランチのレギュラーを奪取し、リーグ戦36試合に出場する。
この年は天皇杯やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)など、全コンペティションで出場しなかったのは5試合のみと、馬車馬のごとくフル稼働した。
その後も、広範囲をカバーする高い守備能力と、ボールを保持した時の高い攻撃意識で、浦和の絶対的な存在に成長。
2022年からは、浦和アカデミー→流通経済大→浦和レッズと同じ経歴であるクラブのレジェンド宇賀神友弥が付けていた背番号「3」を継承した。
2023年は自身初のJリーグベストイレブン受賞に日本代表初招集と、充実した一年に。翌年もさらに躍動したシーズンを送り、2024年8月にはKAAヘント(ベルギー)へ移籍。自身初の国外での挑戦となった。
現在27歳となった伊藤は、今季も主力として全試合スタメン出場。チームでの活躍次第では、再び日本代表に選出される可能性は0ではない。