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J1 1か月前

誰かわかる? 浦和レッズ、最年少ゴール記録ランキング1~5位。10代でクラブ史に名を刻んだ男たち

シリーズ:最年少ゴール記録ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 30年を超える歴史を振り返ると、Jリーグでは10代にしてトップチームでゴールを挙げた逸材が数多く存在する。代表的なのは、15歳11ヶ月28日でJ1史上最年少ゴールを決めた森本貴幸。東京ヴェルディの超新星が打ち立てた金字塔にはいまだに誰も手が届いていない。今回は、優れたアカデミー出身選手を擁する浦和レッズの最年少ゴール記録をフォーカス。1~5位をランキング形式で紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。[2/5ページ]
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4位:原口元気(はらぐち・げんき)

浦和レッズ、原口元気

【写真:Getty Images】

生年月日:1991年5月9日
大会:Jリーグ ディビジョン1
ゴール記録日:2009年4月12日
対戦カード:名古屋グランパス 0-1 浦和レッズ
当日の年齢:17歳11ヶ月3日

 ユース時代からサポーターの期待の星だった原口元気が、浦和レッズの最年少ゴール記録ランキングで4位にランクインした。

 埼玉県熊谷市出身の原口は、育成年代の時からずば抜けた才能を発揮していた。

 浦和ジュニアユースから飛び級でユースに昇格すると、昇格1年目からJサテライトリーグで猛アピール。2008年5月に2種登録選手として登録される前から、サポーター界隈で原口のトップチーム昇格は周知の事実とみなされていた。

 2009年4月12日、原口の浦和トップチームでの物語が大きく動き出す。

 第5節の名古屋グランパス戦で負傷した田中達也との交代で22分からピッチに登場すると、43分にゴール前のこぼれ球に素早く反応して強烈なシュートを叩き込む。

 17歳11ヶ月3日で決めた一撃は当時のクラブ史上日本人最年少ゴールとなり、この得点が決勝点となった。

 その後は長らくドイツでプレーし、サッカー日本代表の一員として2018 FIFAワールドカップロシア大会でも活躍。2024年9月には古巣・浦和に約10年ぶりとなる復帰を果たした。

 そして、2025年9月にはKベールスホットVA(ベルギー)への完全移籍を決断。34歳になった今も、原口は最年少ゴールを決めた17歳の時と変わらぬ闘志をたぎらせている。

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