2025シーズンのJリーグも終盤に差し掛かっている。この時期に、優勝争いと共に話題に上がるのが、残留争い。特にJ1に留まれるか否かはクラブの注目度と経営に大きな影響がある。今回は、J1からJ2に降格したクラブの中で、最も平均動員数が減少したチームをランキング形式で紹介する。※ソースは『J. League Data Site』の年度別平均入場者数。新型コロナウイルスの影響により入場規制が設けられた2020〜2022シーズンは対象外。[5/5ページ]
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1位:セレッソ大阪(2015年)
減少数:9,395人
2015シーズンJ2平均観客数:12,232人
前年度J1平均観客数:21,627人
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2014年のセレッソ大阪は強烈なインパクトを残した。
サッカー日本代表の柿谷曜一朗や山口蛍、前年度Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞した南野拓実らが名を連ね、そこへFIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のMVPであるディエゴ・フォルランが加入する。
盤石の布陣に周囲の期待は高まったが、ランコ・ポポヴィッチ監督率いるチームは開幕から数か月経っても上位に浮上しなかった。
6月には同氏の解任が決まり、ドイツで監督経験のあるマルコ・ペッツァイオリ氏が後任として招聘されたが成績は改善せず。
3人目の指揮官として起用された大熊裕司監督の尽力虚しく、最終順位17位で降格が決まった。
「史上最攻」と意気込んだ当時のセレッソにとって、予想を下回る結果だった。
サポーターの落胆も大きかったのか、翌2015シーズンのJ2の動員は前年比で大きく落ち込んだ。
ホームゲームの平均入場者数にして、実に9,395人の減少。使用スタジアムに違いはあるが、同じ条件で比較しても大きな差がある。
ホーム開幕戦では同じくヤンマースタジアム長居で行われたが、2014シーズンのサンフレッチェ広島戦には37,079人が集まった一方、翌年の大宮アルディージャ戦は15,584人にとどまっている。
他のクラブのサポーターも、当時のセレッソはまぶしく見えたかもしれない。37,079人という動員には多方面からの期待感が見受けられるが、そこには厳しい現実があった。
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