
浦和レッズでプレーする肥田野蓮治【写真:Getty Images】
明治安田J1百年構想リーグ・EASTグループ第4節が2月28日に行われ、浦和レッズは鹿島アントラーズと対戦した。勝ち点7同士で迎えた大一番で、肥田野蓮治が序盤から躍動。先制点もあげたが、チームは2-3であえなく逆転負け。結末をベンチで見届けた大卒ルーキーは、手応えをつかみつつ矢印を自身に向ける。(取材・文:河治良幸)[2/2ページ]
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「情けない気持ちでいっぱい」

スタジアムを埋めた浦和レッズのサポーター【写真:Getty Images】
ただ、それまで肥田野が鹿島のディフェンスに与えていた脅威や守備での貢献を考えても、金子ともども外から観ていて早期交代が「もったいない」と感じてしまったことは事実だ。
肥田野も「あのピッチに立ててない、失点した時に立ててないっていうのが本当に悔しいというか、情けない気持ちでいっぱいだったので。90分立てるような選手になりたい」と厳しい表情を向けながら語った。
もちろん、出ている時間でもう1点取り切るということもそうだが、フィジカル面を安定させることも重要だ。監督から90分をベースに考えられる、真のエースストライカーになっていくことは肥田野の当面の目標と言えるだろう。
決めるべき時に決めるか。そして、いかに長く試合に出て勝負に関わるか。肥田野は悔しさを噛み締めながら、こう言って前を向く。
「コンディションの面とか色々あるんですけど、個人的には試合を重ねるごとに、プレーの強度とかには慣れると思いますし、どんどん長い時間プレーできると思うので。そこはもう問題ないかなと思います。これからかなと思います」
(取材・文:河治良幸)
【著者プロフィール:河治良幸】
東京都出身。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当し、プレー分析を軸にグローバルな視点でサッカーの潮流を見続ける。セガ『WCFF』の選手プロフィールを担当。著書に『勝負のスイッチ』『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』『サッカー番狂わせ完全読本ジャイアントキリングはキセキじゃない』がある。X:@y_kawaji
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