2026/27シーズンから秋春制に移行されることに伴い、2月に開幕したJリーグ明治百年構想リーグは、シーズンも折り返しを迎えている。J2・J3に所属する40チームが東西それぞれ2グループの計4グループに分かれて行われるJ2・J3百年構想リーグでは、予想しがたい事態が起きていた。(文:ショーン・キャロル)[2/2ページ]
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百年構想リーグが選手やクラブに与える影響
前述した通り、この百年構想リーグの結果に影響を与えている要因も存在し、その最大の要因は、この特異なシーズンでは実質的に得るものも失うものもないという点だ。
Jリーグの3部門間で昇格・降格がないため、全60クラブと数百人の選手たちは、2026/27シーズンに通常のリーグ戦が再開されるまで、ある種の宙ぶらりんな状態に置かれており、それが選手のモチベーションや強度に何らかの影響を与えていないと考えるのは無理がある。
しかし前述の通り、上位クラブが降格後に存在感を失うのは珍しいことではなく、逆に昇格してくるクラブの多くが組織的で技術的・戦術的にも優れているため、勝利を手にすることはますます難しくなっている。
本当の試練は来季から本格化するかもしれないが、その土台は今築かなければならない。
今週末、新潟は新監督の下で戦う今治と対戦し、横浜FCはEAST-Aで3位と好調で勝ち点も倍以上あるブラウブリッツ秋田とのアウェイ戦という厳しい試練に直面する。札幌はホームで松本山雅と対戦するが、この相手は先週、昨季プレーオフ準決勝敗退の大宮を4-1で下したばかりだ。
2部の苦戦するクラブにとって、状況がすぐに好転するようには見えない。そして、そうしたクラブのサポーターを除けば、それは日本のサッカーファンにとって、歓迎すべき流れでもある。
(文:ショーン・キャロル)
【著者プロフィール】
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
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【了】

