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最下位決定――。それでも「ブーイングなし」。ジェフ千葉、前貴之がサポーターに誓う「責任とプライド」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 フリーライター photo by Getty Images
前貴之 ジェフ千葉
ジェフユナイテッド千葉でプレーする前貴之【写真:Getty Images】



 史上初の明治安田J1百年構想リーグEASTにて、ジェフユナイテッド千葉の最下位が決まった。昇降格こそないものの、この半年間の戦いで募った悔しさはある。それでも、千葉のサポーターは選手を鼓舞し続けた。その光景に、前貴之は次なる戦いへ決意を固めていた。(取材・文:石田達也)[2/2ページ]

「ブーイングなしで後押しをしてくれた」

ジェフ千葉 サポーター
ジェフ千葉を鼓舞し続けるサポーターたち【写真:Getty Images】

 チームメイトのMFイサカ・ゼインは「前半から相手を分析してやってくれたと思っていますし、そこは彼の技術や判断の良さだと思っています」と言うと、MF姫野誠は「頭が良く頼もしいと言うか、安定感があって、安心感があります」と称える。

 この9月で33歳を迎えるが、貪欲な姿勢を支えるのは、勝利への思いだ。

「そのために愚直にトレーニングをする。結果を得られるまでやり続けるしかない」

 ただ、これで千葉のグループ最下位が決定した。



 J1の舞台で戦うチャレンジャーとしての覚悟があるからこそ、悔しさは消えない。けれども、消えないからこそ力になる。

「今日も、たくさんの人が来場してくれて、ブーイングなしで後押しをしてくれた。それを考えれば、自分たちは、その責任を負わなきゃいけない。

 自覚を持ってピッチに立ち、結果というものを示さなきゃいけないと思います。次のシーズンに向けて、まずは残り3試合で、ひとつでも多くの勝利を取れるように準備したいと思います」

 敗戦の景色。その悔しさを知るものだけが見られる、次の勝利の景色へ。揺るぎない信念が、この先も前を突き動かしていく。

(取材・文:石田達也)

【著者プロフィール:石田達也】
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。

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【了】
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