
ダラスのAT&Tスタジアム【写真:Getty Images】
2026 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開催まで1か月を切った。開催地には世界中からサッカーファンが集まり、スタジアム周辺は大きな混雑が予想される。今回は、1試合観戦に必要な日数を3泊4日と仮定し、最もコストパフォーマンスが高い都市をランキング形式で紹介する。※予算の根拠は生活費『Numbeo Cost of Living Current (2026年5月17日) 』/ 宿泊費『Lighthouse Intelligence (2026年1月) 』。航空券・観戦チケットの代金を除き、1ドル=160円で換算[2/5ページ]
4位:アトランタ

アトランタのメルセデス=ベンツ・スタジアム【写真:Getty Images】
会場:メルセデス=ベンツ・スタジアム
予算:$1,173(約18万7,680円)
食費合計:$216(約3万4,560円)
宿泊費合計:$917(約14万6,720円)
試合数:8
アトランタの最大の強みは予算の“安定性”にある。
『Lighthouse Intelligence』によれば、試合日のホテル価格上昇率がわずか+1.7%と全16都市中で最低値を記録しており、試合日$309(4万9,440円)・通常日$304(4万8,640円)とほぼ差がない。
早期予約でも直前でも大きく価格が変わらないため、計画の立てやすさは全都市随一だ。米国都市の中でホテルコストの予測可能性が最も高く、旅行予算をきっちり管理したいファンに向いている。
アメリカの旅行メディア『SmarterTravel』は3月、ホテル需要の安定性の理由について「米国の開催都市の中でも屈指のホテル数を誇っており、そのおかげで宿泊料金が法外な水準にまで跳ね上がることが防がれている」と指摘していた。
食費や交通費は米国内の中程度水準に収まっているが、「MARTA」という公共鉄道が会場となるメルセデス=ベンツ・スタジアムに直結しており、Uberや駐車場に頼らない移動でさらなるコスト削減も可能だ。
また、同スタジアムは市街地にあるため、周辺のホテルを確保できれば徒歩で向かうこともできる。ホテルのキャパシティとアクセスの良さの兼ね合いにより、順位以上の利便性を誇っている。
アトランタでは準決勝を含む8試合が行われ、グループステージではスペイン代表が2回も登場する。
ジョージア州の州都はスーパーボウルや大学フットボール選手権など大規模イベントの開催実績が豊富で、需要急増への対応力に優れる。優勝候補の一角を担う人気チームのファンが大挙して来ても、後手を踏むことはなさそうだ。