
ダラスのAT&Tスタジアム【写真:Getty Images】
2026 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開催まで1か月を切った。開催地には世界中からサッカーファンが集まり、スタジアム周辺は大きな混雑が予想される。今回は、1試合観戦に必要な日数を3泊4日と仮定し、最もコストパフォーマンスが高い都市をランキング形式で紹介する。※予算の根拠は生活費『Numbeo Cost of Living Current (2026年5月17日) 』/ 宿泊費『Lighthouse Intelligence (2026年1月) 』。航空券・観戦チケットの代金を除き、1ドル=160円で換算[1/5ページ]
5位:ダラス

AT&Tスタジアムの外観【写真:Getty Images】
会場:AT&Tスタジアム
予算:$1,336(約21万3,760円)
食費合計:$204(約3万2,640円)
宿泊費合計:$1,092(約17万4,720円)
試合数:9
ダラス最大の特徴は、W杯北中米大会における全都市中で最多となる9試合の開催数だ。
グループステージから準決勝まで最も多くの試合が集中するため、AT&Tスタジアムは1回の渡航で複数試合を観戦するプランを最も立てやすい競技場と言えるだろう。
試合数が多いほど滞在コストを1試合あたりに分散できるため、複数観戦を前提にした場合の実質的なコストパフォーマンスはランキング以上に高くなる。
ホテルのサージ率は+2.6%と全会場の中でも屈指の低水準で、試合日$370(約5万9,200円)・通常日$361(約5万7,760円)と価格差が$9しかない。この安定性は計画の柔軟性を大きく高めるはずだ。
食費は1食$17(2,720円)と、米国内では手ごろな水準だ。ホテル合計も$1,092(約17万4,720円)と相対的には抑えられており、やはり試合をはしごするのにも現実的な選択肢だ。
サッカー日本代表もダラスのAT&Tスタジアムで2試合(対オランダ代表および対スウェーデン代表)を戦うが、日本国内から向かうサポーターにとっても比較的コストパフォーマンスが高い都市と言える。
懸念事項があるとすれば、スタジアムの所在地だろうか。厳密に言えば本会場はダラス市から西へ約30キロのアーリントン市内にあるため、宿泊地の選定には慎重になるべきだろう。
Googleマップの計算によれば、ダラスのダウンタウンからAT&Tスタジアムまでは車で約21分。両都市があるテキサス州は車社会のため、試合日は混雑が予想される。渋滞に巻き込まれることも考えると、所要時間は多めに見積もる必要がありそうだ。
同スタジアムのサイズ(収容人数は最大で10万人以上)も考慮すれば、凄まじい規模の人流になることは不可避と見るべきかもしれない。