明治安田J2・J3百年構想リーグは24日、地域リーグラウンドの全日程が終了した。各クラブは30日から始まるプレーオフラウンドへ向かう。そこで今回は、地域リーグラウンドを振り返りながら、苦戦が続き来季に大きな不安を残すクラブを紹介する。[3/5ページ]
横浜FC
監督:須藤大輔
J2・J3百年構想リーグ成績:EAST-A 4位
【攻撃力は間違いなく…】
明治安田J2・J3百年構想リーグから横浜FCを指揮することが発表された際、須藤大輔は「『内容と結果の両極を掴み取る』そんなインプレッシブサッカーを表現して参りたいと思います」(横浜FCのクラブ公式サイトより)と意気込んだ。
“特別な4カ月間”を終え、横浜FCの最終順位は4位。J1復帰を目指す2026/27シーズンはまだ始まっていないとはいえ、J2・J3百年構想リーグの出来は決して周囲が望むようなものではない。
もとより、須藤監督は攻撃に強いこだわりを持つ指揮官である。そのような人物を招聘したのだから、クラブは多少のリスクを冒してでも攻め勝つスタイルの構築を望んでいたはずだ。
その試みはしっかりと形になっており、横浜FCは18試合で計34ゴールをマーク。これはEAST-Aグループで1位の数字であり、攻撃サッカーを標榜する指揮官の志向がチームに浸透し始めていることを意味している。
【守備をどうするのか…】
一方、守備面には多くの課題が残っている。
計27失点は同グループでワースト5位の成績。普通の指揮官であればここで守備的な戦術にシフトしそうだが、須藤監督はあくまで“ローリスク・ハイリターン”の考えを貫いている。
指揮官は、攻めの時間におけるセンターバックのポジショニングや決定機を決めきる力といった攻撃面の要素に修正点を見出しているように見受けられる。
横浜FCが“成長途上”なのは間違いない。2026/27シーズンが始まるまで、猶予はあまり残されていない。

