
髪型に特徴があったW杯出場選手たち【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の開幕が日本時間6月12日に迫っている。スタジアムを訪れたサポーターや画面越しに観戦するファンがスター選手たちのプレーに魅了される1カ月が幕を開けるが、過去の大会を振り返ると人々の注目が選手の“見た目”にも集まった事例がいくつか存在する。今回は、奇抜な髪型でW杯を沸かせた選手を5人紹介する。[4/5ページ]
GK:セバスティアン・ソサ

元ウルグアイ代表GKセバスティアン・ソサ【写真:Getty Images】
生年月日:1986年8月19日
代表チーム:ウルグアイ代表
該当するW杯:カタールワールドカップ(2022年)
【コロナの影響で…】
カタールワールドカップ(W杯)にウルグアイ代表のメンバーとして参戦したセバスティアン・ソサのヘアスタイルは実に刺激的だった。
だが、ソサが奇抜な髪型を選択したのは目立とうとしたからではなく、やむにやまれぬ事情があったからだ。
カタールW杯から遡ること約2年。2020年の世界では新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がり、人々を混乱と恐怖に陥れていた。
ソサは2020年7月に新型コロナウイルスに罹患。重度の症状からは無事回復したものの、体毛がほとんど抜け落ちる後遺症に見舞われてしまった。
【後頭部にライオン】
そこでソサは思い切った決断を下す。僅かに残った髪をすべて剃り、後頭部にライオンのタトゥーを入れたのだ。
タトゥーは髪が抜けた部分の頭皮をカバーするためのもの。本人は「髪がまた伸びてくれば、これ(タトゥー)は隠れる。見せびらかしたくなったらまた剃ればいいからね!」(自身のInstagram)と前向きに語っていた。
カタールW杯の際は、失った髪が復活。だが、ソサは予告していた通り頭頂部の髪以外を剃り、タトゥーがある後頭部を露わにした。
同大会期間中には母が急逝するという悲劇に見舞われたが、気丈に振る舞い続けたソサは控えゴールキーパーとしてチームを陰から支え続けた。
悲しみをこらえながら母国の代表としての責務を果たす姿は、どこかタトゥーに採用したライオンの勇姿と重なる部分があったと言える。