
ブラジル代表 選手名鑑【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦するのだろうか。今回は、23大会連続23回目の出場となるブラジル代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。[5/6ページ]
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ネイマール(背番号10)
生年月日:1992年2月5日(34歳)
所属クラブ:サントス(ブラジル)
2026リーグ戦成績:8試合出場/4得点2アシスト
代表通算成績:128試合出場/79得点59アシスト
ブラジルを象徴する稀代のテクニシャン。カタールW杯後には欧州を離れ、昨冬には古巣サントスへ復帰した。近年は負傷離脱が増え、コンディション面への不安も抱えているが、ボールタッチや局面打開の能力は今なお世界最高峰。狭いエリアでも相手を翻弄するテクニックと、決定機を生み出す創造性は別格だ。代表での通算出場数は、カフーに次ぐ歴代2位を記録。その存在感は絶大で、彼の存在によってチーム全体の士気も大きく変わる。悲願のW杯制覇へ、エースにかかる期待は大きい。
エンドリッキ(背番号19)
生年月日:2006年7月21日(19歳)
所属クラブ:リヨン(フランス)
25/26リーグ戦成績:16試合出場/5得点7アシスト
代表通算成績:16試合出場/3得点2アシスト
ブラジルが誇る“神童”。2022年12月、16歳にしてレアル・マドリードへの加入を勝ち取った逸材として注目を集めた。スペインでは期待通りの結果を残せず、今年1月からフランスのリヨンへレンタル移籍。新天地ではわずか約4カ月で8ゴール8アシストを記録している。ちなみに、今回のメンバー発表の様子を自身のInstagramで公開しており、昨年7月に結婚したモデル・ガブリエリー・ミランダさんと喜ぶ姿が挙げられている。ピッチ内外で充実している若きストライカーは、初のW杯で脚光を浴びることができるか。
ガブリエウ・マルティネッリ(背番号22)
生年月日:2001年6月18日(24歳)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
25/26リーグ戦成績:30試合出場/1得点4アシスト
代表通算成績:22試合出場/4得点0アシスト
アーセナルで主力ウィンガーで、珍しいキャリアの持ち主。イトゥアーノFC(ブラジル)ユースからトップチームに昇格し、2019年のカンピオナート・パウリスタ(サンパウロ選手権)で活躍。それが評価され、ブラジル4部相当のクラブからロンドンの名門へ移籍と変わった過去を持つ。最大の武器は一瞬の加速力で、爆発的なスピードを生かした突破。左右両サイドを高いレベルでこなし、縦への仕掛けだけでなく守備でも献身する。クラブで積み重ねてきた経験を武器に、ブラジル代表でも存在感を放つ。
イゴール・チアゴ(背番号25)
生年月日:2001年6月26日(24歳)
所属クラブ:ブレントフォード(イングランド)
25/26リーグ戦成績:38試合出場/22得点1アシスト
代表通算成績:3試合出場/2得点0アシスト
188cmの大型ストライカー。3月にブラジル代表へ初招集され、フランス代表戦でA代表デビューを飾った。続くクロアチア代表戦ではゴールも記録し、一気に存在感を高めている。所属クラブでは今季リーグ戦22ゴールを挙げ、得点ランキング2位につけており、その得点力は本物。フィジカルを生かしたポストプレーとゴール前での決定力が武器だ。13歳の時に父親を亡くし、母親や家族を支えるため、レンガ職人や果物屋台など様々な仕事を経験。過酷な環境を乗り越え、ついにW杯の舞台までたどり着いた苦労人だ。
ルイス・エンヒキ(背番号21)
生年月日:2001年1月2日(25歳)
所属クラブ:ゼニト(ロシア)
25/26リーグ戦成績:28試合出場/6得点4アシスト
代表通算成績:14試合出場/2得点3アシスト
ウインガーながら182cmと大柄な体格を誇り、フィジカルだけでなく高いテクニックも兼ね備えたレフティー。レアル・ベティスやゼニトでプレーし、ヨーロッパで経験を積んできた。左右両サイドでプレー可能で、状況に応じて中へ絞る動きも得意としている。サッカー日本代表との国際親善試合ではスタメン出場を果たしていた。所属クラブでは得点数を重ねているが、代表ではいまだ2ゴール。北中米W杯での飛躍に注目が集まる。
マテウス・クーニャ(背番号9)
生年月日:1999年5月27日(26歳)
所属クラブ:マンチェスタ・ユナイテッド(イングランド)
25/26リーグ戦成績:33試合出場/10得点4アシスト
代表通算成績:22試合出場/1得点2アシスト
マンチェスター・ユナイテッドの新10番。プレースタイルや人間性、さらに同じ背番号を背負っていることから、イギリスメディアでは“現代版カントナ”と呼ばれている。ゴール後に見せる特徴的な“サーフィンパフォーマンス”は、本人によるとブラジル帰省時に小さな村でサーフィンを教わったことが由来だという。東京オリンピックでは金メダル獲得にも貢献した。急成長中のFWが次に目指すのは、セレソンの一員としてのW杯制覇だ。
ハフィーニャ(背番号11)
生年月日:1996年12月14日(29歳)
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
25/26リーグ戦成績:22試合出場/13得点3アシスト
代表通算成績:38試合出場/11得点7アシスト
「彼はいま世界最高の選手の一人だ」と名将カルロ・アンチェロッティ監督に認められるほどの選手へと成長した。4年前とは見違えるほどたくましく、頼れる男へと変貌を遂げている。キック、決定力、動き出し、スピードなど、アタッカーに必要な能力をすべてハイレベルで兼ね備えている。かつて憧れていた選手は、ブラジルのスター・ロナウジーニョ。同じ町の出身であり、バルセロナで活躍したという共通点を持っている。尊敬するレジェンドが達成したW杯制覇を、自らも成し遂げることができるのか。
ハイアン(背番号26)
生年月日:2006年8月3日(19歳)
所属クラブ:ボーンマス(イングランド)
25/26リーグ戦成績:15試合出場/5得点2アシスト
代表通算成績:2試合出場/1点0アシスト
ブラジル代表メンバーの中でも“サプライズ招集”の一人。A代表ではわずか14分間の出場経験しかない19歳ながら、北中米W杯メンバーに名を連ねた。今冬にボーンマスへ移籍すると、右サイドの攻撃を支え、急成長。スピードと仕掛けを武器に、前線の複数ポジションをこなせるアタッカーだ。メンバー発表時の様子が婚約者のInstagramに投稿されており、2人で歓喜していた。今回のメンバーの中で2番目に若いアタッカーは、世界最高峰の舞台でさらにその名を広めることができるか。
ヴィニシウス・ジュニオール(背番号7)
生年月日:2000年7月12日(25歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
25/26リーグ戦成績:36試合出場/16得点6アシスト
代表通算成績:48試合出場/9得点9アシスト
新たなブラジル代表のエースとして君臨する。10代でレアル・マドリードへ加入すると、当初は決定力不足を指摘されながらも、今では世界最高峰のアタッカーへと成長した。左サイドで圧倒的なスピードと突破力を武器に相手DFを置き去りにするプレーは世界屈指だ。挑発や激しいマークに対して感情を爆発させることはあるが、しっかり結果を残し、チームに貢献している。ただ、代表ではいまだ8ゴールと所属クラブの成績と比べると、物足りなさを感じる。今大会では、前回以上の活躍が求められる。ブラジルを悲願のW杯制覇へ導けるか。
