FIFAワールドカップ(W杯)は、世界中のサッカー選手が憧れる最高峰の舞台だ。そのピッチに立つだけでも偉業だが、親子二代にわたって出場を果たした選手となれば、その数はごくわずかしか存在しない。そこで今回は、それぞれの時代で母国を背負い、ともにW杯のピッチに立った親子を紹介する。[3/5ページ]
マルディーニ親子
チェーザレ・マルディーニ(イタリア代表)
生年月日:1932年5月2日
代表通算出場:14試合出場/0ゴール0アシスト
W杯メンバー選出:チリ大会(1962年)
パオロ・マルディーニ(イタリア代表)
生年月日:1968年6月26日
代表通算出場:126試合/7ゴール5アシスト
W杯メンバー選出:イタリア大会(1990年)、アメリカ大会(1994年)、フランス大会(1998年)、日韓大会(2002年)
【サッカー界の名門マルディーニ家】
サッカー界には数多くの名門一家が存在するが、その中でも特別な存在として語り継がれているのがマルディーニ家である。チェーザレとパオロの親子は、ともにイタリア代表としてワールドカップに出場し、イタリアサッカー史にその名を刻んだ。
父のチェーザレは1950年代から1960年代にかけて活躍したディフェンダーだ。ACミランでは主将として欧州制覇を経験し、イタリア代表としても1962年チリ大会に出場。その後は指導者としても成功を収め、1998年フランス大会ではイタリア代表監督も務めた。
そして息子のパオロは、そんな父の背中を追いながら成長し、やがて父をも上回るイタリア史上屈指のディフェンダーとなる。
【息子はなんと…】
パオロは1985年にACミランのトップチームにデビューすると、2009年にスパイクを脱ぐまで同クラブ一筋でプレーした「バンディエラ」。抜群の対人守備能力と的確な状況判断を武器に、長らく世界最高の左サイドバックとしてその名を轟かせた。
イタリア代表では1990年から2002年まで4大会連続でワールドカップへ出場。フランス大会と日韓大会ではキャプテンとしてチームを率いた。
その安定感はワールドカップの舞台でも際立っており、現在も歴代2位となる通算2,217分の出場を記録している。
後にチェーザレの孫にして、パオロの次男ダニエルも2024年にアズーリの仲間入りを果たしている。

