
トルコ代表 選手名鑑【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦するのだろうか。今回は、6大会ぶり3回目の出場となるトルコ代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。※成績は6月1日時点。[5/6ページ]
フォワード
アルダ・ギュレル(背番号8)
生年月日:2005年2月25日(21歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
25/26リーグ戦成績:33試合出場/4得点9アシスト
代表通算成績:29試合出場/6得点7アシスト
トルコ代表が誇る至宝にして、世界屈指の若手アタッカー。今季シャビ・アロンソ監督の下で大きく成長を遂げ、レアル・マドリードで欠かせない存在となった。最大の武器は魔法のような左足で、正確なパスと強烈なシュートの両方を高いレベルで兼ね備える。3月には約70m離れた位置からゴールを決め、その才能を改めて世界に示した。トルコ代表でも2024年以降に絶対的な司令塔として定着し、攻撃の中心を担っている。ワールドクラスへと駆け上がる21歳は、北中米W杯でさらなる進化を遂げられるか。
バルシュ・アルペル・ユルマズ(背番号21)
生年月日:2000年5月23日(26歳)
所属クラブ:ガラタサライ(トルコ)
2026リーグ戦成績:30試合出場/8得点12アシスト
代表通算成績:34試合出場/3得点4アシスト
両サイドでプレー可能なテクニカルドリブラー。爆発的なスピードで突破するタイプではなく、細かなボールタッチと駆け引きで相手をかわすのが持ち味だ。得点力だけでなくチャンスメイク能力にも優れ、精度の高いクロスで多くのゴールを演出。今季のリーグ戦では8ゴール12アシストを記録し、20得点に関与した。トルコ代表ではケナン・ユルディズやアルダ・ギュレルらの存在もあり、途中出場や控えに回ることが少なくないが、その実力は十分。短期決戦のW杯では必ず出番が訪れるだけに、限られた時間で結果を残し、自身の評価をさらに高めたいところだ。
カン・ウズン(背番号26)
生年月日:2005年11月11日(20歳)
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:21試合出場/8得点5アシスト
代表通算成績:5試合出場/1得点1アシスト
昨夏にフランクフルトへ加入した21歳のアタッカー。堂安律のチームメイトとしてプレーし、今季はチーム2位となる8ゴールを記録するなど大きな飛躍を遂げた。ゴール前では冷静さとダイナミックさを兼ね備え、相手DFを翻弄。小さなシュートモーションから強烈な一撃やコースを突くフィニッシュを放てるのが魅力だ。2024年3月にトルコ代表デビューを果たしたが、昨年までの出場はわずか4試合。それでも6月の北マケドニア代表戦では1ゴール1アシストを記録し、存在感を示した。勢いに乗る若手MFは、北中米W杯でさらにその名を世界へ轟かせられるか。
デニズ・ギュル(背番号9)
生年月日:2004年7月2日(21歳)
所属クラブ:ポルト(ポルトガル)
25/26リーグ戦成績:29試合出場/5得点1アシスト
代表通算成績:7試合出場/2得点1アシスト
192cmの恵まれた体格を誇る大型ストライカー。長身FWながらポストプレーだけでなく繊細なボールタッチも兼ね備えており、自らドリブルで運んでフィニッシュまで持ち込めるのが魅力だ。現在はポルトでプレーしているが、クラブと代表の両方で得点数はまだ多くない。それでも昨年11月の北中米W杯欧州予選最終節・スペイン代表戦でゴールを記録すると、6月の北マケドニア代表戦でもネットを揺らし、着実に存在感を高めている。A代表ではまだ立場を確立できていないだけに、北中米W杯での活躍次第では一気に序列を覆す可能性を秘めたストライカーだ。
イフラン・ジャン・カフヴェジ(背番号17)
生年月日:1995年10月7日(30歳)
所属クラブ:カスムパシャ(トルコ)
25/26リーグ戦成績:24試合出場/2得点3アシスト
代表通算成績:46試合出場/6点3アシスト
左利きの右ウイングとして活躍するアタッカー。最大の武器はカットインから放つ強烈なシュートで、一瞬の隙を突いてゴールを奪える得点力を持つ。直近はやや結果に恵まれていないものの、2023/24シーズンにはリーグ戦12ゴール9アシストを記録しており、その実力は確かなものだ。本職は右サイドだが、左ウイングやトップ下もこなせるユーティリティー性も魅力。近年はアルダ・ギュレルの台頭によって立場が難しくなりつつあるが、W杯では複数ポジションをこなせる強みが生きるはず。限られた出場機会で存在感を示したいところだ。
ケナン・ユルディズ(背番号11)
生年月日:2005年5月4日(21歳)
所属クラブ:ユヴェントス(イタリア)
25/26リーグ戦成績:36試合出場/10得点7アシスト
代表通算成績:28試合出場/5得点4アシスト
バイエルン州で生まれ育ち、バイエルン・ミュンヘンの下部組織からユヴェントスのユースへ移籍したエリートアタッカー。トップチーム昇格後は瞬く間にレギュラーへ定着し、2年目からは伝統の背番号10を託されるなど絶対的な期待を受けている。鋭いカットインからのシュートを最大の武器とし、ゴール後の舌を出すパフォーマンスも相まって“デル・ピエロ2世”の愛称で親しまれる。また、甘いマスクの持ち主としても知られ、プレー面以外でも多くのファンを魅了している。 トルコの神童は、北中米W杯でその名をさらに世界へ轟かせることができるか。
ケレム・アクトゥルコール(背番号7)
生年月日:1998年10月21日(27歳)
所属クラブ:フェネルバフチェ(トルコ)
25/26リーグ戦成績:29試合出場/8得点7アシスト
代表通算成績:51試合出場/15得点4アシスト
トルコ屈指のドリブラーとして知られるアタッカー。主戦場はサイドだが、センターフォワードもこなせる万能性を持ち、得点力の高さも魅力だ。今季はクラブで公式戦16ゴール10アシストを記録し、攻撃陣をけん引した。ピッチ外では丸眼鏡をかけた写真をSNSに投稿したことで、ハリーポッターに似ていたことから「ケレム・ポッター」の愛称が定着。また、ゴール後には、魔法の杖を振りかざすようなパフォーマンスを見せている。北中米W杯でトルコ代表に魔法使いは現れるのか。
オウズ・アイドゥン(背番号24)
生年月日:2000年10月27日(25歳)
所属クラブ:フェネルバフチェ(トルコ)
25/26リーグ戦成績:21試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:10試合出場/0得点5アシスト
トルコ代表が誇るスピードスター。爆発的な推進力を武器にサイドを切り裂くだけでなく、利き足を感じさせないほど高いキック精度を備えており、左右どちらのサイドでも高水準のプレーを披露できる。クロスやラストパスの質にも優れ、今季はクラブと代表の両方でアシストを記録するなどチャンスメイクで存在感を発揮している。一方で、ゴール数はいまだ「0」。攻撃の起点として欠かせない存在となりつつあるだけに、北中米W杯では精度抜群の両足から待望の初ゴールを生み出せるか注目だ。
ユヌス・アクギュン(背番号19)
生年月日:2000年7月7日(25歳)
所属クラブ:ガラタサライ(トルコ)
25/26リーグ戦成績:28試合出場/7得点11アシスト
代表通算成績:18試合出場/3得点2アシスト
鋭い左足を武器とするアタッカー。パンチ力のあるシュートと高精度のキックを兼ね備え、サイドから違いを生み出せる存在だ。クラブでは2年連続でリーグ戦7ゴール11アシストを記録し、得点力とチャンスメイク能力の両方を証明。2025年11月には腰を負傷し、自身のInstagramでヘルニア手術の成功を報告したが、翌12月には早くも復帰。同月のリーグ戦で1ゴール4アシストを記録するなど驚異的な回復力を見せた。ちなみに、誕生日は7月7日の七夕の日だ。
