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コラム 4時間前

「結果だけに左右されちゃ…」調子が上がらないオランダ代表をどう見る?日本代表が取るべき対策とは【北中米W杯コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Etsuko Motokawa,Getty Images
サッカー日本代表
ナッシュビルでのトレーニングを行ったサッカー日本代表【写真:Getty Images】



 ナッシュビルに移動した日本代表は、いよいよ最終調整に突入した。限られた期間の中でコンディションを整えながら、初戦となるオランダ代表戦に向けた最終確認が急ピッチで進められている。攻守にタレントを揃える難敵を相手に、どこまで準備の精度を高められるか。スタートダッシュを左右する重要な局面に入っている。(取材・文:元川悦子)[1/2ページ]

ナッシュビル入りした日本代表

サッカー日本代表
ナッシュビルに到着したサッカー日本代表の選手たち【写真:Getty Images】


 6月7日にモンテレイでの事前合宿を打ち上げ、8日にベースキャンプ地・ナッシュビルに移動した日本代表。この日からメンター役を担う南野拓実も合流し、サポートプレーヤーの吉田麻也を含めた28人が、地元住民など約5000人を前に軽い調整を実施した。

 アメリカ入りしたことで、いよいよ本番モードに突入したのは間違いない。9日は完全オフで静養に努め、彼らは10日から再始動する段取りだ。

 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)開幕が11日、初戦・オランダ代表戦が14日に迫る中、日本代表がトレーニングできるのは10・11・12・13日の4日間しかない。

 13日は前日調整ということで、ダラスの環境に慣れるだけで精一杯となるだろう。つまり、実質的なオランダ対策ができるのは3日間しかない。

 この最終調整期間を最大限有効活用できるかどうかで、W杯でスタートダッシュできるか否かが決まってきそうだ。

 そこに向け、まず最初にチェックしなければならないのが全員のコンディション。モンテレイでは、右鎖骨骨折から復帰した鈴木唯人が完全合流を果たし、ケガ明けの冨安健洋も着実に状態を引き上げている。

 2人は7日のU-19日本代表との練習試合で70分プレーしており、スムーズに本番に入っていける見通しだ。

「航はW杯初戦に…」

サッカー日本代表、遠藤航
サッカー日本代表の遠藤航【写真:Getty Images】


 その傍らで、左足首手術からの復活を目指すキャプテン・遠藤航は一度も全体練習に参加しなかった。そこが1つ、気がかりな点ではあったが、ナッシュビル初日はウォーミングアップやパス回しにも参加。森保一監督が「航はW杯初戦に間に合う」と語った通り、何とかプレーできる状態にはなりそうだ。

 それ以外のメンバーはケガもなく、臨戦態勢に入っている。2022年カタールW杯の開幕1週間前を振り返ってみると、遠藤が脳震盪、守田英正が左ふくらはぎ、冨安がハムストリング、三笘薫が体調不良と4人も離脱者がいた。それに比べると、今回の準備状況はかなり順調と見ていいかもしれない。

 もちろん、直前にアクシデントがないとは言い切れないが、現有戦力である程度戦えるメドが立っていることは、指揮官にとっても安心材料ではないか。このまま本大会で高い強度を保てるような状態にもう一段階引き上げることが肝要だ。

 そのうえで、オランダ対策を徹底することが最重要テーマになってくる。初戦の相手・オランダ代表は6月3日のアルジェリア代表戦で0−1の敗戦。8日のウズベキスタン代表戦は2−1で勝利したものの、あまり調子が上がっていないようにも見受けられる。

「事前の結果は気になりますけど…」

サッカー日本代表 吉田麻也
サッカー日本代表の吉田麻也【写真:元川悦子】


「ウズベキスタン戦とアルジェリア戦はほぼ同じメンバーだったので、ある程度、固まっているのかなと思います。GK(バルト・フェルブルッヘン)がケガをしたんで、どうなるか分からないですけど、だいたいおおよその自分たちの分析とほぼ変わらないんじゃないかと思います。

 事前の結果は気になりますけど、アルジェリア戦で負けたんだと思ったら、試合を見たら前半だけでも3〜4点取れるシーンがあった。結果だけに左右されちゃいけないなと思います」と吉田も強調。相手の特徴と戦い方をしっかりと分析し、戦術を練り上げていくことが重要だ。

 吉田が触れたウズベキスタン代表戦を見ると、前線は中央にドニエル・マレン、左にコーディ・ガクポ、右にクリセンシオ・サマーフィルという3トップが先発。いずれも爆発的なスピードを備えているのが特徴だ。

 オランダのFWというと、古くはマルコ・ファン・バステン、最近だとクラース・ヤン・フンテラールのようなターゲットマンタイプのイメージが強い。

 彼らが中央にどっしり構え、そこを起点に攻めていくのがスタンダードな形だった。しかし、現在はそういう人材が乏しいこともあって、ロナルド・クーマン監督はスピードでかく乱するスタイルを推し進めているのだろう。

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