FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦するのだろうか。今回は、9大会連続18回目の出場となるメキシコ代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。※成績は6月10日時点。[5/6ページ]
フォワード
ラウール・ヒメネス(背番号9)
生年月日:1991年5月5日(35歳)
所属クラブ:フラム(イングランド)
25/26リーグ戦成績:36試合9ゴール3アシスト
代表通算成績:126試合45ゴール16アシスト
フィールドプレーヤー最年長となる35歳の絶対的ストライカー。188cmの長身を活かした屈強なポストワークと空中戦の強さはもちろん、ボックス内での勝負強さは世界基準だ。2025/26シーズンのプレミアリーグでも9ゴールを挙げるなど衰え知らずのパフォーマンスを維持。酸いも甘いも噛み分けた百戦錬磨の重鎮として、自国開催のW杯で最前線からチームを勝利へと引っ張る。
アレクシス・ベガ(背番号10)
生年月日:1997年11月25日(28歳)
所属クラブ:トルーカ
25/26リーグ戦成績:21試合4ゴール11アシスト
代表通算成績:52試合7ゴール8アシスト
切れ味鋭いドリブルと、爆発的なスピードでサイドを切り裂くメキシコ屈指のウインガー。左サイドから中央へカットインして放つ、強烈かつ高精度なシュートが最大の得意パターンだ。所属するトルーカでは、2025/26シーズンリーグ戦前季で4ゴール9アシストと大暴れしたものの、負傷離脱した後季は2アシストに留まりコンディションに不安を残す。それでも直近5月31日のオーストラリア代表戦でアシストを記録。ここ一番で試合を動かすジョーカーだ。
サンティアゴ・ヒメネス(背番号11)
生年月日:2001年4月18日(25歳)
所属クラブ:ACミラン(イタリア)
25/26リーグ戦成績:16試合0ゴール2アシスト
代表通算成績:47試合6ゴール3アシスト
「絶対的エース」から「最大のギャンブル」へ。フェイエノールト時代の23/24シーズンには23ゴールを量産し、上田綺世をベンチに追いやった怪物も、現在は深い闇の中にいる。2025年1月のACミラン加入後は沈黙。2025/26シーズンは足首の負傷もあって、リーグ戦ノーゴールに終わった。2025年秋から代表のピッチからも遠ざかり、5月31日のテストマッチで久々に起用された。アギーレ監督がその潜在能力に賭けるのかに注目だ。
アルマンド・ゴンサレス(背番号14)
生年月日:2003年4月20日(23歳)
所属クラブ:チーバス・グアダラハラ
25/26リーグ戦成績:34試合24ゴール2アシスト
代表通算成績:7試合1ゴール1アシスト
2025/26シーズンに大ブレイクした若手ストライカー。182cmとそこまで身長は高くないものの、ボックス内での競り合いに強く、ゴールを量産する。さらに、左右どちらの足でも高い決定力を誇り、泥臭い形からでもネットを揺らす天性の得点嗅覚を持つ。『ホルミガ(蟻)』という愛称で呼ばれるほかに、『ゴールオタク』という呼び名も。これは、日本のアニメに由来するゴールパフォーマンスを披露することに由来している。
フリアン・キニョネス(背番号16)
生年月日:1997年3月24日(29歳)
所属クラブ:アル・カーディシーヤ(サウジアラビア)
25/26リーグ戦成績:31試合33ゴール4アシスト
代表通算成績:22試合2ゴール2アシスト
コロンビア出身で、ユース時代にUANLティグレスにスカウトされる形でメキシコへ渡り、キャリアを重ね、2023年にメキシコに帰化。その後、コンスタントに代表に呼ばれているが、注目が高まったのは2024年夏にクラブ・アメリカからサウジアラビアのアル・カーディシーヤに加入した後のことだ。もともとウイングがメインだったキニェノスは、スターが集う舞台でセンターフォワードとなり、ゴールを量産。2025/26シーズンは33ゴールを記録。トニー(イングランド代表)、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)といったビッグネームを抑えて得点王になった。
セサル・フエルタ(背番号21)
生年月日:2000年12月3日(25歳)
所属クラブ:アンデルレヒト(ベルギー)
25/26リーグ戦成績:11試合1ゴール0アシスト
代表通算成績:26試合3ゴール1アシスト
アフロヘアを揺らしながら、鋭い仕掛けでチャンスを量産するウインガー。2023年9月のオーストラリア代表戦でA代表デビューし、この試合で初ゴールも記録し、以降は代表に定着した。2025年1月にメキシコを離れてアンデルレヒトに加入し、欧州に挑戦。即座に左ウイングの定位置をつかんだが、2年目の2025/26シーズンはそけい部のトラブルで昨年10月から離脱し、5月になってようやく復帰したところだ。愛称は『チノ(中国人)』。
ギジェルモ・マルティネス(背番号22)
生年月日:1995年3月15日(31歳)
所属クラブ:UNAMプーマス
25/26リーグ戦成績:26試合9ゴール0アシスト
代表通算成績:12試合3ゴール1アシスト
191cmの長身で、圧倒的な高さで空中戦を支配する大型センターフォワード。今季プーマスでも9ゴールを挙げているように、クロスに合わせる打点の高いヘディングと、泥臭く身体を張るゴールへの執念が最大の武器だ。2026年に入って所属クラブでは先発出場が3回と、招集するか否かが議論になったが、アギーレ監督は実績を評価。パワープレーが欲しい試合終盤や、空中戦の強度が求められる格上との対戦において頼りにしているはずだ。
ロベルト・アルバラード(背番号25)
生年月日:1998年9月7日(27歳)
所属クラブ:チーバス・グアダラハラ
25/26リーグ戦成績:29試合4ゴール4アシスト
代表通算成績:68試合5ゴール7アシスト
高い技術とパスセンスを誇り、右ウイングやトップ下など複数ポジションを高水準でこなす天才肌のアタッカー。独特のタイミングで放つ左足のシュートは高い精度を誇る。代表では2024年秋以降、ほとんどの試合で先発起用されており、チームに欠かせない主力の一人だ。愛称の『ピオホ』は、彼が憧れる元アルゼンチン代表FWクラウディオ・ロペスにちなんで付けられた。

