韓国代表のホン・ミョンボ監督【写真:Getty Images】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日に開幕した。韓国代表は12日、チェコ代表と初戦を戦う。11大会連続12回目の出場となる韓国代表の指揮官を紹介する。
日韓W杯4強の主将。韓国サッカー界のレジェンド
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韓国代表を率いるのは韓国出身のホン・ミョンボ監督だ。
1969年生まれの現在57歳。現役時代はリベロとして長年にわたり韓国代表の守備を支え、同国史上最高の選手の一人として知られている。
1990年のイタリアW杯で初めて世界の舞台を経験すると、1994年アメリカW杯、1998年フランスW杯、2002年日韓W杯と4大会連続で出場。アジア史上初となる4大会連続W杯出場を果たした選手でもある。
なかでも、自国開催となった2002年日韓W杯ではキャプテンとしてチームを牽引。韓国のベスト4進出に大きく貢献し、大会ではブロンズボールを受賞した。
また、Jリーグのベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)や柏レイソルでもプレーしており、日本のファンにもなじみ深い存在だ。
引退後は指導者へ転身。2009年のU-20W杯でベスト8入りを果たし、2012年ロンドンオリンピックでは韓国を銅メダルへ導くなど、世代別代表で着実に実績を積み重ねた。
その手腕が評価され、2013年には韓国代表監督に就任。しかし、十分な準備期間を確保できないまま臨んだ2014年ブラジルW杯ではグループステージ敗退に終わり、大会後に退任した。
その後は中国クラブでの指導や韓国サッカー協会(KFA)の専務理事を務めるなど、経験を重ね、2021年から指揮した蔚山HDではKリーグ2連覇を達成。指導者として再評価を受ける中、2024年7月に10年ぶりとなる韓国代表監督復帰を果たした。
ホン監督にとって、今回の北中米W杯は監督として2度目の大会となる。また、選手、コーチ、監督を通じて数えると、通算7度目のW杯参加となる。
指導者として重視するのは組織的な守備と素早い攻守の切り替えだ。堅実な守備組織をベースにしながら、選手の個性を引き出すマネジメントにも定評がある。
W杯アジア最終予選では、2024年9月のパレスチナ代表戦で引き分けたものの、その後は中東アウェイを含めて4連勝。ペ・ジュンホやオ・ヒョンギュら若手欧州組を積極的に起用しながら本大会出場へ導いた。
一方で、北中米W杯に向けたチーム作りは順風満帆とは言えない。最終予選終了後からは3バックシステムの導入に挑戦しているが、昨年にはブラジル代表に0-5で大敗。今年3月にもコートジボワール代表、オーストリア代表に敗れるなど、完成度には依然として課題を残している。
それでも、ホン監督は「W杯はひとつの戦術だけで勝つことはできない」と語り、本大会でも状況に応じた柔軟な戦いを見据えている。
2002年、自国開催のW杯で韓国サッカー史上最高の瞬間を主将として経験したホン監督。10年ぶりに韓国代表の指揮官へ復帰したレジェンドは、再び世界の舞台で母国を躍進へ導くことができるだろうか。
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