FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎えた。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦しているのだろうか。今回は、19大会連続21回目の出場となるドイツ代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。※成績は6月1日時点。[5/6ページ]
フォワード
ジャマル・ムシアラ(背番号10)
生年月日:2003年2月26日(23歳)
所属クラブ:FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:15試合出場/3得点
代表通算成績:42試合出場/9得点
2025年に大怪我を経験しながらも、今年に入ってから驚異的な回復を見せたドイツの至宝。シュトゥットガルトで生まれ、幼少期にイングランドへ移住してチェルシーのアカデミーで育ちながらも、最終的にドイツ代表を選択した経歴を持つ。23歳にしてA代表42キャップ9ゴール8アシストというハイペースで実績を積み上げており、今大会の共同開催国であるアメリカの地で、世界を震撼させるプレーを披露する準備は整っている。
カイ・ハフェルツ(背番号7)
生年月日:1999年6月11日(26歳)
所属クラブ:アーセナルFC(イングランド)
25/26リーグ戦成績:12試合出場/2得点
代表通算成績:58試合出場/22得点
チェルシー時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ファイナルで決勝ゴールをあげた実績を持ち、2023年夏に移籍したアーセナルでもトップ下や偽9番、ウインガーなど前線のあらゆるポジションを高次元でこなす多才なアタッカー。ドイツ代表では「彼にしか担えない流動的なポジション」を与えられ、フロリアン・ヴィルツやジャマル・ムシアラとのトリオで相手のディフェンスラインを翻弄する。直近の国際親善試合・アメリカ合衆国代表との一戦では1ゴール1アシストの活躍を見せた。
レロイ・サネ(背番号19)
生年月日:1996年1月11日(30歳)
所属クラブ:ガラタサライSK(トルコ)
25/26リーグ戦成績:28試合出場/7得点
代表通算成績:76試合出場/17得点
北中米W杯欧州予選の重要な局面でゴールを挙げ、本大会出場に貢献した爆速ウインガー。マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンといったメガクラブでタイトルを総なめにした後、現在はトルコのガラタサライで圧倒的な個の能力を示している。元セネガル代表選手を父に持ち、母も元ドイツ新体操選手のエリートアスリート。今年1月に30歳を迎えたが、その異次元の身体能力とドリブルの破壊力は今なお健在。グループステージ初戦からその爆発力に大きな期待がかかる。
ニック・ウォルトメイド(背番号11)
生年月日:2002年2月14日(24歳)
所属クラブ:ニューカッスル・ユナイテッドFC(イングランド)
25/26リーグ戦成績:33試合出場/8得点
代表通算成績:11試合出場/4得点
198cmという、長身が揃う今大会のドイツ代表の中でも最長身を誇るストライカー。高さを活かしたポストプレーだけでなく、足元の技術と柔らかなタッチ、卓越したスプリント能力を兼ね備える。2025年夏から所属するニューカッスル・ユナイテッドでのプレミアリーグ適応も順調で、予選でも勝負強さを発揮した。“198cmのサイズで10番もこなせる”という希少なストロングは、セットプレーでも流れの中でも相手守備陣の最大の脅威となる。
マクシミリアン・バイアー(背番号14)
生年月日:2002年10月17日(23歳)
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:32試合出場/9得点
代表通算成績:16試合出場/5得点
ホッフェンハイムからドルトムント(間にハノーファーへのレンタルを挟む)という、ユリアン・ナーゲルスマン監督のかつての2クラブを経由したかのような移籍経歴を持つアタッカー。ニック・ウォルトメイドが「高さとテクニックのCF」とすれば、バイアーは「一瞬で裏に抜けるスピードの点取り屋」であり、見事な補完関係を形成している。ドイツ代表ではまだゴールがないが、カイ・ハフェルツら前線のタレントと絡みながら、どこからでも得点を陥れる能力は証明済みだ。
デニス・ウンダフ(背番号26)
生年月日:1996年7月19日(29歳)
所属クラブ:VfBシュトゥットガルト(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:29試合出場/19得点
代表通算成績:9試合出場/6得点
ドイツの小さな町・ヴァレルに生まれ、ベルギー1部リーグのユニオン・サン=ジロワーズやプレミアリーグのブライトンを経て、シュトゥットガルトでその才能を完全爆発させたトルコ(クルド)系のストライカー。ユニオンSGでもリーグ戦25得点をあげていたが、5大リーグにおいて2度も2桁ゴールをあげている。前線で泥臭く体を張り、味方を生かしながら自らも決める。強豪国との激突が予想されるノックアウトステージを見据え、ドイツに不可欠な「純粋な点取り屋」として大きな期待を背負う。
ジェイミー・レヴェリング(背番号9)
生年月日:2001年2月26日(25歳)
所属クラブ:VfBシュトゥットガルト(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:32試合出場/7得点
代表通算成績:5試合出場/1得点
ニュルンベルク出身で、現在のシュトゥットガルトの躍進を支える多才な実力派ウインガー。圧倒的なスピードと力強いドリブル、両サイドを高い水準でこなす器用さが魅力だ。デニス・ウンダフらと共に同クラブから4名が選出されたことで、ドイツ代表内での連携は抜群。大舞台でも物怖じしないキャラクターで、サイドの切り込み隊長としての活躍が期待される。
アサン・ウエドラオゴ(背番号25)
生年月日:2006年5月9日(20歳)
所属クラブ:RBライプツィヒ
25/26リーグ戦成績:19試合出場/4得点
代表通算成績:1試合出場/1得点
ブルキナファソにルーツを持つミュルハイム出身の20歳。レナート・カールの負傷離脱を受け、急遽バックアップから滑り込んだ「最後の26人目」。シャルケの下部組織で育ち、RBライプツィヒへ移籍後も順調に成長を遂げている。2025年11月のドイツ代表デビュー戦では、途中出場からわずか102秒で初ゴールを決めるという鮮烈なインパクトを残した。土壇場の追加招集というシチュエーションながら、底知れないポテンシャルを秘めた「102秒の男」が、W杯の舞台でもサプライズを起こすか。

