サッカー日本代表の森保一監督【写真:田中伸弥】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日に開幕した。日本代表は15日、オランダ代表と初戦を戦う。8大会連続8回目の出場となる日本代表の指揮官を紹介する。
史上初の2大会連続指揮で新たな景色へ挑む名将
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日本代表を率いるのは、長崎県出身の森保一監督だ。
1968年生まれの57歳。現役時代はミッドフィールダーとしてサンフレッチェ広島や日本代表で活躍。1993年にはアメリカW杯アジア最終予選に出場し、「ドーハの悲劇」を経験した世代の一人として知られている。
現役引退後は指導者へ転身し、2012年からサンフレッチェ広島の監督に就任。1年目からJ1制覇を成し遂げると、2013年、2015年にもリーグ優勝を達成し、日本屈指の指揮官として評価を高めた。
2018年には日本代表監督に就任。2021年の東京五輪では4位、2022年カタールW杯ではドイツ代表、スペイン代表を撃破してグループリーグを首位で突破するなど、日本サッカー史に残る結果を残した。
そして、2026年の北中米W杯では、日本代表監督として史上初となる2大会連続でのW杯指揮を務めることになる。
森保監督の最大の特徴は、人を活かすマネジメント能力にある。常に周囲から学ぶ姿勢を貫き、コーチや選手の意見にも耳を傾けながらチーム作りを進める。一方で、重要な局面では自ら決断を下す胆力も兼ね備えており、その柔軟さと決断力が数々の勝利につながってきた。
戦術面では、カタールW杯後に本格導入した【3-4-2-1】システムを成熟させた。各選手の特長を最大限に引き出しながら、攻守両面で高い完成度を誇るチームへと進化させている。
実際、カタールW杯以降の日本は国際親善試合でブラジル代表、イングランド代表から初勝利を挙げるなど着実に力を伸ばしてきた。FIFAランキングでも上位を維持し、もはや世界に挑む立場ではなく、各国から警戒される存在となっている。
これまで日本が到達したW杯最高成績はベスト16。森保監督は8年間かけて積み上げてきた集大成の舞台で、その壁を打ち破ろうとしている。悲願のベスト8、そしてその先の景色へ――。日本サッカー史に新たな1ページを刻むことができるだろうか。
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