サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループF第1節でオランダ代表と対戦し、2-2の引き分けで終えた。終盤に追いつき、勝ち点1をもぎ取ったのは上々のスタートと言える。しかし、「世界一」という目標に向けて、決して万全の台所事情というわけではない。今回は、現在の日本代表に呼ばれていない選手の中から、今すぐ本大会のピッチに立っても十分に輝けたはずの5人をピックアップして紹介する。[3/5ページ]
MF:守田英正(もりた・ひでまさ)
生年月日:1995年5月10日
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
25/26リーグ戦成績:31試合1ゴール4アシスト
【かつては不動】
1年前であれば、守田英正がFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の舞台にいないことなど誰も想像しなかっただろう。
だが、2025年にコンディション不良で代表から遠ざかると、復帰後の今年3月も選外となり、最終的に本大会のメンバーから落選した。
森保一監督は、今大会の中盤を佐野海舟の守備力と鎌田大地のゲームメイクを軸に戦うことを決断した様子だ。縦に速い攻撃を志向する上で、守田のプレースタイルはフィットしないと判断されたのかもしれない。
【個で勝てないときに…】
しかし、彼の特長であるインテリジェンスあふれるポジションセンスと神出鬼没な攻撃参加は、強敵相手の貴重なオプションになったはずだ。
データサイト『Sofascore』によると、初戦のオランダ戦で1トップの上田綺世は枠内シュート0本。地上デュエルは8回中3回勝利したものの、空中戦は全敗だった。フィルジル・ファン・ダイクらを擁する世界屈指の堅守を前に、ある程度の劣勢は仕方なく、今後もそういった展開はあるはずだ
だからこそ、個で打開できない局面において、3列目から厚みを加えられる守田のような存在が恋しくなる。
かつて不動とされた遠藤航とのコンビから、日本代表はこの1年で中盤の勢力図を塗り替えた。世界一への“アップデート”の過程とはいえ、切り捨てた選択肢もまた、日本の確かな武器であった。

