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スペイン代表が初戦で犯した失態。小国カーボベルデ代表に不覚を取ったデ・ラ・フエンテ監督の限界【北中米W杯分析コラム】

スペイン代表 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督
スペイン代表 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループリーグH第1節、スペイン代表対カーボベルデ代表が現地時間15日に行われ、0-0のスコアレスドローに終わった。優勝候補の一角が、W杯初出場国を相手に勝ち点2を取りこぼした背景には何があったのか。(文・佐藤彰太)[2/2ページ]

初戦の結果が悪かったとしても…

カーボベルデ代表戦のスペイン代表
ドロー発進となったスペイン代表【写真:Getty Images】


 スペイン代表には依然として世界屈指のタレントが揃っている。EURO2024(欧州選手権)制覇という実績も決して偶然ではない。

 しかし、この試合では選手たちの能力を最大限に引き出したとは言い難く、指揮官の戦術的な引き出しや試合中の修正力に課題を残したことも事実だろう。

 W杯は初戦ですべてが決まる大会ではない。実際、スペイン代表が唯一世界王者に輝いた2010年南アフリカ大会では、初戦でスイス代表に0-1で敗れている。

 たとえ初戦の結果が悪かったとしても、徐々にピークを持っていけば何の問題もないのだ。

 だからこそ、今回の引き分けだけでスペイン代表の可能性を否定するつもりはない。ただし、今後も同じような試合運びを繰り返すのであれば話は別だ。

 優勝候補として期待されるチームだからこそ、デ・ラ・フエンテ監督にはより柔軟な采配と明確な攻撃の設計が求められる。

 スペイン代表の優勝を期待しながらも、その歩みをシビアな視線で見守る必要がありそうだ。

(文・佐藤彰太)

【著者プロフィール:佐藤彰太】
1997年兵庫県生まれ、広島育ち。2025年よりフットボールチャンネル編集部に所属。2011-12シーズンのUEFAヨーロッパリーグ決勝でラダメル・ファルカオのプレーに心を奪われて以来、アトレティコ・マドリードのファンとなり、そこからラ・リーガの世界に深く魅了される。これまでの現地観戦は恐らく30試合以上に及ぶ。現地での交流を通じて、ラ・リーガ複数クラブと関係を築き、元アルゼンチン代表MFエベル・バネガと食事を共にしたほか、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとも親交を深めるに至った。なお、スペインの空気を吸った瞬間に人格が変わると周囲から評されており、前世はスペイン人であることが有力視されている。

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