フットボールチャンネル

日本代表がU-19代表と練習試合も久保建英は病院で検査。20日のチュニジア戦へ「危機感を持ってやらなきゃいけない」【練習レポート】

text by 元川悦子 フリーライター photo by Etsuko Motokawa
サッカー日本代表 オランダ戦翌日練習 

オランダ戦翌日、トレーニングを行うサッカー日本代表【写真:元川悦子】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループリーグF組第1節で、2度のビハインドを跳ねのけ、強豪・オランダ代表から勝ち点1をゲットした日本代表。一夜明けた現地時間6月15日、日本代表は前夜のうちにベースキャンプ地・ナッシュビルに戻り、夕方からトレーニングを実施した。

主力組はリカバリー。サブ組はU-19代表との練習試合で小川航基らのゴールで勝利

 この日は前日先発出場した堂安律らがホテルで別メニューで調整。殊勲の1点目を叩き出した中村敬斗や2点目をマークした鎌田大地ら6人は外に出て、テックボールを楽しんだ。

 開始早々の3分にドニエル・マレンの決定機を阻止し、チームに活力を与えた鈴木彩艶もこれに参加。笑顔で慣れないスポーツにトライしていた。

 その傍らで、左ひざ負傷の久保建英と最前線で体を張り続けた上田綺世は練習会場に姿を見せなかった。上田の方は特に問題はなさそうだが、気がかりなのは久保の状態。

 日本代表の広報担当は「練習が始まる前に病院へ行って検査を受けて、その結果を待っているところ。診断結果はまだお伝えできない」と説明しており、森保一監督もその報告を待っていると見られる。

 国内外のメディアでは重傷説、軽傷説が入り乱れる状況となっているが、今後の動向は不透明。いずれにしても、現地時間6月20日の次戦・チュニジア戦(モンテレイ)の出場は厳しそうだ。

 またもシャドーのケガ人が出たこともあり、攻撃陣の底上げは必須テーマ。そういった事情もあり、森保監督はこの日、サブ組のトレーニングマッチを設定。

 オランダ戦の出場時間が少なかった小川航基、菅原由勢、冨安健洋、塩貝健人の4人と、出番なしに終わった長友佑都、板倉滉、町野修斗、田中碧、後藤啓介、大迫敬介、鈴木唯人、瀬古歩夢、早川友基、鈴木淳之介の10人の合計14人がU-19日本代表と45分×1本のゲームを消化。小川と町野が1点ずつを奪い、2-0で勝利したという。

「健人と良いコミュニケーションが取れて、良いパスが入って、すごく良い連係のあるゴールでした」と小川は自信をのぞかせた。



 オランダ戦の2点目は99%彼の得点と言っていいものだったが、記録上は鎌田のゴール。本人も悔しさを味わったことだろう。そこから一夜明け、ゴールから新たな一歩を踏み出せたのは朗報だ。
 
 町野にしても12日に急遽、チームに合流し、まだ2回しかトレーニングを行っていない状況だが、それでも点を取れれば気分もよくなるし、コンディションも上がるだろう。

「大きな1点ですし、本番でも取れるようにしっかり準備したいです。今日出て、コンディションも上がったと思うので、しっかり、もう一回リカバリーをして、良い準備したいです」と本人も次戦に出る気満々な様子だ。

 久保のケガもあり、次戦・チュニジア戦では攻撃陣の陣容が多少なりとも入れ替わるだろう。そこでフレッシュな面々が力を発揮し、チームを勝たせる仕事をしてくれれば理想的だ。

「本当に気を引き締めないと足元をすくわれる可能性は本当に大いにあるなと。チュニジアに負けてしまうと、正直、スウェーデンもめちゃくちゃ良いチームなので、本当に予選に入ってもあり得るんで。そこは本当に危機感を持ってやらなきゃいけない」と大ベテランの長友も語気を強めていた。

 日本代表は、16日はアメリカ入り後、2度目の完全オフ。心身両面を整えて、17日から本格的なチュニジア戦モードに入ることになる。その時点で久保がどうなっているか分からないが、現有戦力で修羅場をくぐりぬけなければいけないのは確か。今は何よりもコンディションを回復させることが一番だ。

(取材・文:元川悦子)

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!