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フランス代表監督は何者?史上初のワールドカップ3大会連続決勝へ。最後の大舞台に挑む名将

text by 編集部 photo by Getty Images
フランス代表のディディエ・デシャン監督

フランス代表のディディエ・デシャン監督【写真:Getty Images】



 アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われているFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。フランス代表は日本時間6月17日、セネガル代表との初戦に臨む。8大会連続17回目の出場となる優勝候補の一角を率いる指揮官を紹介する。

フランス黄金期を築いた“勝利至上主義”の名将


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 フランス代表を率いるのは、フランス出身のディディエ・デシャン監督だ。

 1968年生まれの57歳。現役時代は守備的ミッドフィールダーとして活躍し、その卓越した統率力から「将軍」と呼ばれた。

 クラブではFCナントやユヴェントス、マルセイユ、チェルシーなど欧州屈指の名門でプレー。フランス代表の主将として1998年フランスW杯優勝にも貢献した。

 引退後は指導者へ転身し、マルセイユなどで実績を積み、2012年にフランス代表監督へ就任した。

 以降の実績は圧巻だ。2018年ロシアW杯ではフランスを20年ぶりの世界王者へ導き、2022年カタールW杯でも準優勝。フランスは2大会連続で決勝進出を果たしており、今大会でも優勝候補の筆頭格に挙げられている。



 なお、自身も1998年フランスW杯で優勝を経験しており、選手・監督の両方でW杯制覇を成し遂げた数少ない人物の一人でもある。

 デシャン監督の最大の特徴は、徹底した実利主義にある。理想や美しさよりも勝利を優先し、与えられた戦力の長所を最大限に引き出すことに長けている。キリアン・エンバペをはじめとする世界屈指のタレントをまとめ上げながら、チームとして機能させるマネジメント能力に疑いの余地はない。

 戦術面では4-2-3-1をベースに、スピード感あふれる推進力と、前線の流動性を武器にゲームの主導権を握っていくスタイルだ。試合展開に応じて柔軟に戦い方を変える現実主義者でもある。

 今大会は、すでに退任を表明しているデシャン監督にとってフランス代表監督として最後のW杯になる見込みだ。もし、フランスを再び決勝へ導けば、3大会連続でW杯決勝を指揮した史上初の監督となる。

 初戦の相手は、2002年日韓W杯開幕戦で敗れている因縁のセネガル代表。24年前の悪夢を払拭し、有終の美への第一歩を踏み出せるか。フランス黄金期を築き上げた名将のラストチャレンジに注目が集まっている。

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